図書館・古書検索システム

しばやんが運営管理するブログなど

HP版・歩く仲間へのショートカット

無料ブログはココログ

2022年11月 1日 (火)

【歩く仲間通信20210407】バックキャスティングと中長期計画

みなさん、こんにちは。

しばやんこと柴田英知です。不定期発行の「歩く仲間通信」です。
初めてご覧になる方もいらっしゃるかと思いますが、わたくしの近況報告と、みなさんの研究や実践活動などに、ほんの少しでもお役にたてたらと考えて発信をしております。

今回は、歩きながら考える(エッセイ)とセミナーのご案内です。

1.歩きながら考える(エッセイ)

【バックキャスティングと中長期計画】

最近、誕生日を迎えた仲間が、この1年にやること、たしかチャレンジすることと言っていたでしょうか、フェイスブック上で10くらい書きだしていました。これはおもしろいということで、わたしも4月1日に51歳になったのを機会に自分でもやってみることにしました。

正直、わたしはあまり事前に計画を立てて、きちんきちんと実行していくというタイプの人間ではないと思っています。

さはいいなん、最近、SDGsとVUCAについてのセミナーなどをする関係上、バックキャスティングとか、ムーンショットとかこれまであまり自分では使ってこなかった言葉を、受講者に偉そうに語っていて実は自分でもむずがゆいところであります。

ただ、過去の延長の未来と、過去と現在をいったん無視して思い描く未来との違いは自分の経験からも明らかです。

夢想といいますか、こうありたい、こうなりたいと思ったことを、わたしは口に出すというより、ブログとかに、まず書いてしまいます。

あたまにあることを、自分でもみることができる文字に書き出す(引き出す)ということでしょうか。わたしは、自分の胸に秘めておくということが、どうもできない性分みたいです。

そして自分のあたまの外に絵や文字として持ち出した夢想を、常に目前にみていたわけではありませんが、結果として20年くらいかけて実現していたということが、3回くらいありました。そういえば、昔、書いていたなあとあとで気がついたのでした。

そうです。わたしはすでに3つの夢を実現してきた大変幸運な人間でもあります。ただポイントは、それらは、かなりおおざっぱなものですぐに達成できるものではなかったということです。

紆余曲折、行きつ戻りつしながらも結果的に、その目的地に到達していたといった感じです。

なので、すぐ目前の目標というより、こんな方向にすすんでいきたいという感じで今年の一年の目標を書いてみたいと思います。

【長期的な目標】

・生涯一学究:じぶんは地域開発と専門の研究者として評価されたい。

【中期的な目標】

・55歳までに博士号を取得し、開発民俗学会(仮称)を立ち上げる。

【2021年度の目標】

【研究活動】

・愛知用水関係の論文を3本執筆する。(4月、10月、11月)

【仕事関係:国際共創塾・コンサルティング】

・国際協力・グローバルキャリアにかかるセミナーで、150名にこの分野で働くということに興味を持ってもらう。

・国際協力・グローバルキャリア就活支援の中で、100名の個別面談をおこない将来設計のお手伝いをする。

・グローカルキャリア図鑑では、年間6名のかたとトークセッションをおこない50名を集客する。これから職業をかんがえようとしている人たちだけではなく、教職員やキャリア支援者に対してもアピールをおこなう。

・国際協力・グローバルキャリア就活ハンドブック(仮称)を執筆しアマゾンで販売する。

・共創ワークショップでは、2回のフィールドワークをおこない、「開発民俗学」の構築にかかるネットワークづくりと情報
収集をおこなう。※開発民俗学にかかるハンドブックについては来年度を予定。

・開発コンサルタントや地域づくりNPO/NGOなど、外部団体から1件、委託契約を受注する。※来年度は3件、受注できるように営業する。

【教育・キャリアコンサルティング】

・大学や大学院の非常勤講師の業務の1件を確実にこなす。
・大学や高校のキャリアセンターの仕事のお手伝いができないかどうか、営業開拓をする。
※来年度から非常勤2件、キャリアセンター1件を受注できるように営業する。

・国家資格キャリアコンサルタントの試験に合格する。※2021年6月受験で、8月に登録する。

【プライベート】

・父親および自分の蔵書を整理する。

・自宅の改修の段取りをつける。半年以内に2階のリフォームの見積もりをとる。

・インターネットやウェブをつかった稼ぎ方について考える。※すでにあるものを手放しつつ情報の集積を図る。
例:
・専門書をインターネットで販売する。
・趣味のブログの収益化。(音楽ブログ×CD販売)など。


(この項 了)


2.セミナーのご案内

国際共創塾の2021年度の4月から6月の講座予定をアップしました。講座の詳細は、ぞれぞれのリンク先をご参照ください。

https://note.com/arukunakama/n/nfec1fe2a262a

国際協力・グローバルキャリア支援は、ほぼ毎日セミナーをおこなっています。就活生の要望に柔軟に対応します。

■国際共創塾―国際協力キャリア支援と地域開発@Peatix
https://arukunakama.peatix.com/view

■国際協力・グローバルキャリア支援セミナー@ストアカ
https://www.street-academy.com/steachers/313017

共創ワークショップは、6月20日にはじめての野外フィールドワークを挙行します。オフラインとオンラインのハイブリッドを予定していますので、ご期待ください。

4月14日のグローカルキャリア図鑑とも見逃せません。

■「鏡子の花宇宙」~お花で人生改革を~
https://glocalcareerfile20210414.peatix.com/

ビビビときたら国際共創塾のフェイスブックグループでイベントのフォローをお願いいたします。

■国際共創塾-グローバルキャリア支援と地域開発
https://www.facebook.com/groups/ArukuNakamaNet


【編集後記】

いよいよ2021年度が始まりました。年度初めと、わたしの誕生日が4月1日ということもあり、今年度の抱負を書いてみました。1年後に、どれほどが実現できているでしょうか。このように年度の目標を立てるのは初めてなので、すこしどきどきしていますが、がんばってみようと思います。

まだ上の4月から6月の予定の詳細ページができていませんが、5月9日に東ティモール関係のイベントを準備しています。このご時世ですが、あえてオフラインで、濃ゆい内容のものを仲間と企画中なので名古屋近辺のかたは期待しておいてください。

あと、共創ワークショップも昨年度で8回開催し、今年度は6月20日(日)オフラインで野外博物館リトルワールドへのフィールドワークを準備しております。これは、一部をオンラインとすることも考えています。

上記の東ティモールと共創ワークショップについては、4月中に歩く赤間通信で号外がだせればと思っています。

今年もまた引き続き、国際共創塾の活動にご理解とご支援をたまわりますよう、よろしくお願いいたします。

国際共創塾 塾長 柴田英知

■歩く仲間通信のバックナンバーはこちら
http://www.arukunakama.net/blog/cat24267666/index.html

――――――――――――――――――――――――――

柴田 英知

国際共創塾 塾長/歩く仲間 代表
名古屋・栄サテライトオフィス
〒450-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-17-24
NAYUTA BLD
https://nayuta-bld.com/

修士(人間文化):名古屋市立大学大学院
JICA登録コンサルタント(社会開発)

■歩く仲間代表 E-mail
E-mail: info@arukunakama.com

■柴田 英知 フェイスブックページ
https://www.facebook.com/shibayan21

■国際共創塾FBグループ
https://www.facebook.com/groups/ArukuNakamaNet/

■note 歌って踊れる共創コンサルタント しばやん/柴田英知
(SHIBATA Eichi)

https://note.com/arukunakama

■ブログ版 歩く仲間
http://www.arukunakama.net/blog/

■開発民俗学への途…共有編
http://arukunakama.cocolog-nifty.com/kaihatsu_study/
-----------------------

2021年3月13日 (土)

【歩く仲間通信20210312】「しぼる・あつめる・手ばなす」と「うそ百ぺん」

みなさん、こんにちは。

しばやんこと柴田英知です。不定期発行の「歩く仲間通信」です。
初めてご覧になる方もいらっしゃるかと思いますが、わたくしの近況報告と、みなさんの研究や実践活動などに、ほんの少しでもお役にたてたらと考えて発信をしております。

今回は、歩きながら考える(エッセイ)とセミナーのご案内です。

1.歩きながら考える(エッセイ)

【「しぼる・あつめる・手ばなす」と「うそ百ぺん」】

この数か月、ずっと気になっていたこれらの言葉をとりあげます。

1月頃にある企業コンサルタントの方のセミナーを受けました。もともとは運送会社の経営コンサルタントから始められたそうですが、次にニッチな分野でのコンサルタントの育成を事業にしているそうです。

今は、家を引き払って海外に住みながら仕組み(オンデマンド)と、たまに日本に帰ってきて起業家の支援プログラムをやっているそうで、わたしはアマゾンのKindleによるブランディングのセミナーの説明会に参加しました。

その講師の方が開口一番にお話しされたのが、「しぼる・あつめる・手ばなす」という言葉です。

いわゆる「選択と集中」という言葉は、わたしが開発コンサルタント会社で働いていたころから流行っていたので、かれこれ15年も20年も前からいわれていたのだと思います。

しかし、「手ばなす」というのが新鮮でした。彼女は、いまタイを拠点にキャリーバッグに服だけつめてホテル暮らしをしているそうです。

結局、お金も稼いだことだし、自分が今までに得てきたものを社会に返していくことにしたそうです。つまり、日本の家も手放し、自分が稼いできたノウハウなども「手ばなす」ことをしているそうです。

結果的に、彼女が得ていた知識や経験を手ばなすことによって十分にお金が稼げる循環ができているということですね。

自分自身、ついつい余計なものまで抱え込んでしまうほうなので「あつめる」ことだけでサイクルが終わってしまっていました。端的にいえば、わたしが学生時代からいままで集めていた本はどうなってしまうのでしょう。

自分では必要だと思って入手してきた本は、おそらく一度も開かれることなく本棚の中に眠ったままで、その本としての寿命を終えてしまうことでしょう。

わたしの父親も蔵書家なのですが、専門書ほど処分に困るものはありません。専門書は高価で入手もそれなりに大変なのですが、実は、他人にとっては、ほぼまったくといっていいほどその価値がわかりません。

この「手ばなす」という考え方を手に入れたことは、とてもありがたいことでした。ただし、「しぼる」から「あつめる」という流れに、しっくりといかないところを感じました。

「選択と集中」というとなんとなくわかったような気になるのですが、「しぼってあつめて」というと、より生々しいというか、ちょっと違うニュアンスに聞こえませんか。

わたしが引っかかるのはこの点です。つまり、ある程度、「あつめ」ないと「しぼる」ことができないのではないか。おそらくそのしぼるための判断尺度ができる分水嶺が100という数字ではなかろうか。

「うそ百ぺん」という言葉があります。うそも百回繰り返せば本当になるという、うそだか本当だかよくわからないことわざだか言い伝えです。わたしは、この言葉をこれまでずっと大切なことだと思ってきました。

出来ないことでも、出来る出来ると自分に言い聞かせていると本当に出来るような気がしませんか。そんな軽い気持ちで、この言葉を使ってきたのですが、結局、ポイントは、「百」という数そのものにあるのではないかと、最近、思うことがありました。

昨年の4月から国際協力などグローバルキャリアに興味をもつ大学生や大学院生の個別面談をしてきました。いくつかのチャンネルで展開しているのですが、その累計が、そろそろ100名になるのです。

そういえば、名古屋で空き家活用で飲食店をひらいた仲間も、近隣の飲食店のマーケットリサーチに100軒以上を食べ歩きしたそうです。マニラでオーガニックレストランを開店した仲間も100という数字を言っていた気がします。

つまり、ある程度、しらみつぶしにやろうとする目途が、100なのではないか。百本ノックとはいうけど、30本とか50本ノックとはいいません。お百度参りとはいいますが、それ以外の数字はありません。

結局、わたし的に、これらの言葉を指針とするのであれば、「百あつめて、しぼって、てばなす」ということでいきたいと思います。

なにをしぼっていいのかがわかるためには、最低100本ノックをやってみるということですね。

「てばなす」ことを見すえて「あつめる」ことは、いままでの自分の人生になかったことなので、とてもいいことを知ることができてよかったと思います。

「しぼる」ための尺度を身につけることができれば、最初にあつめた「百」そのもの自体も「手ばなし」て構わない。結局、ゴールをどこに持ってくるのかによってやることと結果が変わってくる。

いままでわたしは「あつめる」の先を考えてこなかったため、「あつめる」こと自体が目的やゴールになってしまっていた。しかし、「あつめた」もので何をするかが大事で、その先の何かのために「あつめる」のである。

ひとつの究極が「手ばなす」ですが、わたしも、これから何をゴールにもってくるのか、仕事にせよプライベートにせよ、より意識してやっていこうと思いました。

(この項 了)


2.セミナーのご案内

【オンライン】共創ワークショップの可能性とこれからをかんがえる【共創ワークショップ・2021年3月定例会】
https://kyousouws20210325.peatix.com/

日時:2021年3月25日(木)20:00 ? 21:30(19:50 ログイン)
※22:00まで雑談タイム

国際共創塾では、仲間と一緒に「共創ワークショップ」という勉強会を、原則、毎月最後の木曜日にオンライン(ズーム)で開催しております。

昨年6月から8回を重ねる中で、歩く学問、フィールドワーク、ワークショップ、ナラティブ・アプローチなど、いくつかのキーワードらしきものが浮かび上がってきました。

この勉強会は、高校生からシニアまで、アカデミズムというよりむしろ、実践活動や日常のきづきに興味や関心をもつ仲間があつまっている気楽だけど、ちょっとだけ知的なおしゃべりが楽しめるラウンジ的なものを目指しています。

2020年度の活動をふりかえりつつ、4月からの新年度の活動方針についても、話し合いたいと思っています。リピーターの方も、初めての方も、ぜひお気軽にご参加ください。


【編集後記】

2021年初めの通信が3月になってしまいましたが、わたしも元気にがんばっております。本当に、月日の経つのは早いですね。

年明けの大きなトピックとして、2月6日にオンラインで開催された中部ESD拠点のSDGsフォーラム2021で、愛知用水と愛知海道についての研究発表をさせていただきました。

■愛知用水と愛知海道の開発思想-愛知用水通水60周年に寄せて-
https://note.com/arukunakama/n/n180e219ebd2b

■愛知用水と愛知海道の開発思想-愛知用水通水60周年に寄せて-
スライド集
https://note.com/arukunakama/n/n874fdbda3d4b?

今年の9月30日が愛知用水の通水60周年にあたるため、それをめがけて盛り上げていきたいところです。

今年もまた引き続き、国際共創塾の活動にご理解とご支援をたまわりますよう、よろしくお願いいたします。

国際共創塾 塾長 柴田英知

■歩く仲間通信のバックナンバーはこちら
http://www.arukunakama.net/blog/cat24267666/index.html

――――――――――――――――――――――――――

柴田 英知

国際共創塾 塾長/歩く仲間 代表
名古屋・栄サテライトオフィス
〒450-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-17-24
NAYUTA BLD
https://nayuta-bld.com/

修士(人間文化):名古屋市立大学大学院
JICA登録コンサルタント(社会開発)

■歩く仲間代表 E-mail
E-mail: info@arukunakama.com

■柴田 英知 フェイスブックページ
https://www.facebook.com/shibayan21

■国際共創塾FBグループ
https://www.facebook.com/groups/ArukuNakamaNet/

■note 歌って踊れる共創コンサルタント しばやん/柴田英知
(SHIBATA Eichi)

https://note.com/arukunakama

■ブログ版 歩く仲間
http://www.arukunakama.net/blog/

■開発民俗学への途…共有編
http://arukunakama.cocolog-nifty.com/kaihatsu_study/
-----------------------

2020年12月31日 (木)

【歩く仲間通信20201227】2020年の年末に思うこと

 

みなさん、こんにちは。

しばやんこと柴田英知です。不定期発行の「歩く仲間通信」です。初めてご覧になる方もいらっしゃるかと思いますが、わたくしの近況報告と、みなさんの研究や実践活動などに、ほんの少しでもお役にたてたらと考えて発信をしております。

今回は、歩きながら考える(エッセイ)のご案内です。

1.歩きながら考える(エッセイ)

【2020年の年末に思うこと】

今回のメルマガ発行にあたって、いろいろ頭の中で案を練っていたのですが、シンプルに近況報告にとどめたいと思います。

新型コロナウイルスの件、今年の年初では、まさかこれほど世界規模で長期的なものになるとは想像だにしていませんでした。

これは、もう数年で解決の目途がつくという問題ではなく、明らかに、今後5年10年あるいはそれ以上にわたる長期戦になることは明らかで、まったく楽観視できません。

みなさん、それぞれの立場で、新型コロナをはじめとする社会課題にタックルしているわけですが、国際共創塾としていえることは、みながそれぞれの現場で自分でできることをする以外にできることはない、ということです。

確かに他人の対応にやきもきすることはありますが、他人を非難したところで何が変わるでもなく、では自分は何をやっているのか、何ができるのかというところに戻ってこざるを得ません。

昨年9月の大学院修了を経て、いざ本格的にビジネスを始めようとした矢先にコロナの影響でオフラインのセミナーができなくなってしまいました。つまり、完全にオンラインを前提としたビジネスモデルをつくらなくてはならなくなった。

でも、これはある意味、わたしにとっては大きなチャンスであり、ストアカやPeatixなどのプラットフォームを活用したズームによるセミナーの開催、オンライン就活セミナーであるマッチャ―によるOB訪問の受付など徐々にですが、オンラインでのセミナーや個別面談のノウハウなどが身についてきました。

もう一つのチャレンジは、国家資格キャリアコンサルタントの専門学校への通学と受験資格の獲得というところで、新しい出会いや学びがありました。オンデマンドの動画と、10日間の通学講座の合計150時間の実習は確かに大変でしたが、社会人が主体の同級生のみなさんとの励ましあいもあり、無事、講座の修了証をいただくことができました。

来年3月の学科試験と実技試験を目指して、最後の追い込みにかかるところです。

こんな感じで、来年度はキャリアコンサルタントという国家資格を新しい武器の一つとして、グローバルキャリア支援と地域開発にかかる情報発信と人材育成に力をいれていく予定です。

新しい施策やプログラムを打ち出していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

(この項 了)

【編集後記】

今回は、年末になってしまいましたが、ひとつのふりかえりのエッセイをお届けしました。みなさまにとって、2020年はどのような一年だったでしょうか。

また、これは私事になりますが亡父 柴田皎が、12月8日に84歳の生涯をとじました。

13年前に脳出血で倒れて以来、半身不随で自宅療養や、この5年ほどは介護入院をしていたのである程度は覚悟していたことですが、最後に家族みなでお見舞いができ、苦痛を訴えることなく、安らかに旅立ったことはさいわいでもありました。

故人との思い出にふける間もなく年末を迎えていますが、また落ち着いた時点で、あらためて故人との思い出などについても文章に書いてみようかなとも思っています。

新年もまた引き続き、国際共創塾の活動にご理解とご支援をたまわりますよう、よろしくお願いいたします。

国際共創塾 塾長 柴田英知

歩く仲間通信のバックナンバーはこちら
http://www.arukunakama.net/blog/cat24267666/index.html

――――――――――――――――――――――――――

柴田 英知

国際共創塾 塾長/歩く仲間 代表
名古屋・栄サテライトオフィス
〒450-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-17-24
NAYUTA BLD
https://nayuta-bld.com/

修士(人間文化):名古屋市立大学大学院
JICA登録コンサルタント(社会開発)

■歩く仲間代表 E-mail
E-mail: info@arukunakama.com

柴田 英知 フェイスブックページ
https://www.facebook.com/shibayan21

国際共創塾FBグループ
https://www.facebook.com/groups/ArukuNakamaNet/

note 歌って踊れる共創コンサルタント しばやん/柴田英知(SHIBATA Eichi)
https://note.com/arukunakama

ブログ版 歩く仲間
http://www.arukunakama.net/blog/

開発民俗学への途…共有編
http://arukunakama.cocolog-nifty.com/kaihatsu_study/
-----------------------

2020年10月10日 (土)

【歩く仲間通信20201009】新しい芽を横目に見つつ、クロニカルにふりかえる 

みなさん、こんにちは。

しばやんこと柴田英知です。不定期発行の「歩く仲間通信」です。初めてご覧になる方もいらっしゃるかと思いますが、わたくしの近況報告と、みなさんの研究や実践活動などに、ほんの少しでもお役にたてたらと考えて発信をしております。
今回は、歩きながら考える(エッセイ)と、オンライン・イベントのご案内です。

1.歩きながら考える(エッセイ)

【新しい芽を横目に見つつ、クロニカルにふりかえる】


コロナ禍の中、いろいろな制約のある中で、閉塞感を感じつつも新しい動きの芽を感じる今日この頃でもあります。だいたい画期的な発明や発見は、厳しい制約や制限の中で生まれることが多いので、前者についての愚痴はやめておきましょう。建設的ではないので。
では、何に新しい芽を感じるのか。わたしの実感としては、今年の4月半ば頃から、インターネット上のウェブナー(ウェブセミナー)の情報が一気に増えてきた感じがします。


これまで、オフラインで東京をはじめ各地で会場を借りて、当然、その会場の収容定員という制限がある中で行われてきたセミナーや講演会が、一気にズームなどの会議システムによるオンライン開催に切り替わってきました。ソフトやアプリの制限によりますが、例えば、ズーム・プロの契約であれば100名までの同時参加が可能です。さらに、Youtube配信やフェイスブック配信などと組み合わせれば双方向のやり取りは無理でも無制限の人たちへのオンラインの情報伝達が可能です。

会社の職場でのみなさんのがんばりはわかりませんが、わたしが比較的近しい大学の講義でも、オンライン、オンデマンドなど、知識や情報伝達のプロの世界でも、どんどん技術開発の試行錯誤が続けられています。

ところで、わたしが今、着目しているのが、大学生や高校生が、最初からSNSでグループを作って、自分の学校の枠にとどまらないジャパンワイド、あるいはワールドワイドのコミュニティをつくっていることです。

オンラインでSNSやズーム、スカイプの音声あるいはビデオ通話機能を駆使して、直接会ったことのない人と仲間になり、新しいタイプの学生運動というか活動を始める。このフットワークの軽さといいますか、空というか電波を通じて行き交う情念の行き来はいったいなんだんだ、というのが、この1,2か月のわたしの驚きと戸惑いです。

さて、あなたは、自分の経験から全く想像もつかない訳の分からない状況を見たり聞いたりした場合、どう行動しますか。むろん正しい答えなどはありませんが、わたしの場合、自分の興味の範囲の中であることであれば、生命の危険のない範囲で探求しようとします。具体的には、当事者から直接話を聞いたり、現物にあたってみる。あるいは間接的に裏をとるということをします。

ということで、余計なおせっかいかもしれませんが、気になる学生団体のリーダーには直接、接触しようとしています。あとこればボヤキですが、自分たちが何十年もかかってやっと気がついたとかやっとわかったことが、若い世代にとっては、あたりまえになっていることが多々あります。それが社会の進歩なのかなと思いつつも、スタート地点がすでに違っていることに少し嫉妬したりもします。

まあ、真理とか原理原則というのは、おそらく言葉にしたら、とても簡単でシンプルなものなのでしょう。その一見、単純な言葉の中に、いかに奥ゆきと厚みを持たせるのかが、たぶん年の功なのでしょうね。

さて、いろいろな世代や立場の人と関係性をつくっていくには、どのような手段があるのか。そのひとつの有効な手立てが、物語の共有です。
2021年4月から国際共創塾を本格的に始動させるのにあたって、いままでのわたしの歩みをクロニカルにふりかえってみることにしました。10月13日から毎週火曜日の夜8時から、ズームで、わたしがおしゃべりさせていただきます。なんと、すべて<無料>で参加いただけます。お気軽にご参加ください。

 

■国際共創塾―その源流を3つのクレドから読み解く―


国際共創塾の来春の開塾に先立ち、プレ・セッションとして、3回にわたり、わたしのキャリアの3つの柱である「地域研究=アカデミックバックグラウンド」、「地域開発=実務家としてのバックグラウンド」、「共創の場づくり=開発民俗学の提唱」について、連続講義をおこないます。

対象者は、国際協力やグローバルに世界で活躍したい方、日本の地域づくりにがんばっている方、高校生からシニアまで経歴、バックグラウンド、老若男女をとりません。自分がまさに生きているこの地域において、なんらかの形で主体的にかかわろうとしている仲間の参加を歓迎します。

第1回 「知は力なり、ただし開かれたものでなくてはならない」

~アラブ・イスラーム学徒として湾岸戦争のときに考えたこと~
2020年10月13日(火)20:00~21:00(本編)、21:00~21:30(質疑応答)


<お伝えしたいこと>

★地域研究とは何か、イスラーム地域研究を実例として。

★学問の世界と現実の世界との接続は可能か。

★なぜ「地域研究」の視点が国内外の「地域開発」に必要なのか。

申し込みはこちらから

https://prekyousou20201013.peatix.com/

 

第2回 「人と人をつなげることによりモノと情報がながれる」~「歩く仲間」20年の軌跡、国際協力の現場で考えたこと~

2020年10月20日(火)20:00~21:00(本編)、21:00~21:30(質疑応答)

<お伝えしたいこと>


★国際協力のアクターについて―国連職員からNGOまで―。

★誰のための援助か。外部者がかかわる意味。

★「地域開発」を「地域研究」の視点から再定義する。

申し込みはこちらから 

https://prekyousou202010020.peatix.com/

 

第3回 「地域開発要諦(3つのポイント)」

~第三舞台論とソーシャル・チェンジエージェント~

2020年10月27日(火)20:00~21:00(本編)21:00~21:30(質疑応答)

<お伝えしたいこと>

★ソーシャル・チェンジエージェントとは。

★イノベーション普及論と共創の「第三舞台」論

★地域開発要諦(3つのポイント)

★なぜ、いま「地域開発と参加」を考えなければならないのか。

申し込みはこちらから 

https://prekyousou20201027.peatix.com/

以上が、3回の連続講座の内容です。大学時代から今までのわたしの歩みをクロニカルにふりかえりつつ、これから目指す方向をみなさんにお伝えできたらと思います。

ここまで読んでいただいた方に、特別な映像特典です。

ファミリーヒストリーから読み解くわたしの夢

https://www.youtube.com/watch?v=JLMVYbJeMOY

いわば、第1回の前段にあたるようなお話をしています。よろしく、ご笑覧ください。

(この項 了)

2.オンライン・イベントのお知らせ

【共創ワークショップ10月定例会 10月30日(金)ズームです】


5回目となる10月定例会は、世話人の小澤真人さんに担当していただきます。元NHKの映像プロジューサーによるがっつりセミナーです。こちらもオンライン(ズーム)で開催いたします。

申し込みは、10月30日正午までにお願いいたします。


■「テレビ民俗学の世界」 ~ドキュメンタリー制作における物語(ナラティブ)と映像(視聴覚)の技法~
申し込みはこちらから 

https://kyousows20201030.peatix.com/

ぜひ、お気軽にご参加ください。


【編集後記】


今回は、エッセイとひとつの勉強会のご案内です。


前回、アジア保健研修所では、さんづけでよびあっているという記事を書きましたが、古くからかかわっている方から下記のような指摘がありました。わたしが例外的に、みなさんが川原先生と呼んでいると書いた、川原啓美さん本人が、職員をふくめ関係者に自分をさんづけでよぶように指導していたとのことです。つまり創始者である川原さんは自分もふくめ、さんづけでよしとした。しかし、何十年もたつうちに川原先生、その他はさんづけという形になってしまったということでしょうか。いずれにせよ、上にたつものが、さんづけでよいとしたところに意味があるとわたしは思います。

ともあれ、エッセイに書いたことに話を戻すと、ズームやSNSと人びとと知り合うニュー・エイジの人たちの感覚は、謦咳にふれるとか、本の背を読むとか情報は足で稼ぐといった言葉に慣れ親しんだアナログなオールド・エイジとは異なることは、間違いありません。

まあ、世代や地域をこえた人びとをつなぐのが、ソーシャル・チェンジエージェントであることも、また間違いありません、ぜひ、引き続き、国際共創塾の活動にご理解とご支援をたまわりますよう、よろしくお願いいたします。

急に寒くなりましたが、みなさまのご健康をお祈り申し上げます。

国際共創塾 塾長 柴田英知

■歩く仲間通信のバックナンバーはこちら

http://www.arukunakama.net/blog/cat24267666/index.html

――――――――――――――――――――――――――
柴田 英知
国際共創塾 塾長/歩く仲間 代表

名古屋・栄サテライトオフィス

〒450-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-17-24 NAYUTA BLD

https://nayuta-bld.com/

修士(人間文化):名古屋市立大学大学院

JICA登録コンサルタント(社会開発)

■個人E-mail

E-mail: bxf00517@nifty.com

■柴田 英知 フェイスブックページ

https://www.facebook.com/shibayan21

国際共創塾FBグループ

https://www.facebook.com/groups/ArukuNakamaNet/

■note 歌って踊れる共創コンサルタント しばやん/柴田英知(SHIBATA Eichi)
https://note.com/arukunakama

ブログ版 歩く仲間

http://www.arukunakama.net/blog/

開発民俗学への途…共有編

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/kaihatsu_study/
-----------------------

2020年9月10日 (木)

【歩く仲間通信20200909】「さんづけでいきましょう」 柴田英知

今まで名刺交換をさせていただいた方々にBCCで送付させていただいております。配信不要の方は、お手数ですが折り返しご連絡いただけましたらさいわいです。(空メールで結構です)

--------------------------

みなさん、こんにちは。

しばやんこと柴田英知です。不定期発行の「歩く仲間通信」です。初めてご覧になる方もいらっしゃるかと思いますが、わたくしの近況報告と、みなさんの研究や実践活動などに、ほんの少しでもお役にたてたらと考えて発信をしております。

今回は、歩きながら考える(エッセイ)と、オンライン・イベントのご案内です。

1.歩きながら考える(エッセイ)

【「さん」づけでいきましょう】

ほんの数日前、大学時代の恩師のオンラインセミナー「よろめき歩き学」が始まりました。YOMI大学のひとつの教室にあたるのですが、興味のある方は、ぜひググってみてください。

さて、初回にあたる前回は参加者の初顔合わせでもありましたので、主催者と講師の趣旨説明とズーム参加者の自己紹介と「よろめき歩き」具合の語り合いがありました。

みなさん、今はそれぞれ第一線で活躍しているような人ばかりですが、いざ話しだしてみると、みなさん、それぞれよろめいていて、実に壮絶な経験をしていらっしゃる方も中にはいらっしゃいました。

かくいうわたしも転職は5回、今でも知人から、「しばやんっていったいなにもの?」とたまにいわれるくらいですが、ある程度、長期間、働いた組織についていえば、本当に運がよくそれぞれ貴重な経験をさせていただきました。

ここでは、わたしの「よろめき歩き」具合についてはあえて語りませんが、3つの職場で共通なおもしろい現象についてお話します。

わたしのファーストキャリアは、株式会社三祐コンサルタンツという建設コンサルタント会社(総合)でした。この会社は、もともと第二次世界大戦後、日本初の地域総合開発事業といわれた愛知用水をつくった農林省(現農林水産省)の愛知用水公団に出向していた技師たちが母体となってつくられました。

日本中から集められた農林省の精鋭の技術者たちが、世界開発銀行の借款のよるこの5年間の工事が終わる際に、元の職場に戻ってもポストがないという相談をうけた、愛知用水の発起人の篤農家の久野庄太郎が、愛知用水公団の技師の何割かを引き取って1962年に会社をつくったのです。

このような経緯がありますので、最初から社長である久野庄太郎を、おやじとかとうさんというような雰囲気があったそうです。典型的な中小企業の始まりですね。

ところが、わたしが入社した約30年前の時点でさえ、社長から役職者をふくめて平社員まで、すべて「さんづけ」でよびあっていました。

さすがに社長は社長ですが、役員の方については、社員だけの場では名前にさんづけのことが多かったと思います。少なくとも、名前なしで部長とか課長などの職位名で社員をよぶ風潮はまったくありませんでした。

これは、おそらく開発コンサルタントという専門家集団ということも理由なのかもしれません。国際協力機構(JICA)などから受注する政府開発援助のコンサルティング業務自体が、プロジェクト単位なので、業務ごとに社内外からチームメンバーがその都度、編成されます。

したがって社内の部とか課のグループに属していても、その中の上下関係で仕事することは、ほとんどありません。つまり、開発コンサルタントはそれぞれ一つの分野の専門家としてクライアントに対峙しているため、年齢に関係なく一緒に同じ課題(プロジェクト)に取り組む仲間という意識があるのだと思います。

次に、地元にもどって二番目に勤めた会社は、マリングッズの専門商社でした。わたしは創業20周年過ぎぐらいに参加しましたが、社長が一人で興した会社で、社長と弟さんの専務のふたりが経営にあたっていました。社員は経営者をふくめて全員でちょうど30名だったと思います。

社長と専務以外の社員は、すべて横並びの組織で、この会社もまたさんづけでよびあう風潮でした。正確にいうと、社長は社長とよび、専務は下の名前をさん付けで呼んでいました。これまた、社員の顔がみえる風通しのよい組織でした。

その次に働いた組織は、国際協力NGOのアジア保健研修所という財団法人です。合計8名の有給職員で仕事をまわしていましたが、みなさん、想像されるように、ここもまた、事務局長以下、職員は、すべてさんづけでよびあう職場でした。

なぜ、さんづけでよいのかについて、直接、事務局長に質問したことがあります。その答えがとてもふるっていました。どういう理由だと思いますか。

事務局長いわく、「もともとアジア保健研修所は、外科医の川原啓美先生がつくった組織で最初から関係者にお医者さんとか大学の先生とかが多い。なので、みんなに先生をつけなくてはならないので、それが煩わしいので、さんづけでいいことにした」とのこと。

実は、アジア保健研修所の同じ敷地に同じく川原先生が創立された愛知国際病院が隣接しているのですが、この病院のお医者さんがたまにアジア保健研修所に顔を出します。つまり、普段みかける白衣の方々は、ほぼ間違いなく「先生」ばかりなのです。

本当かしらと思いますが、事務局長は団体のかなり初期から働いてきた方なので、この理由は間違いないと思います。おそらく創立者の川原先生の意向もあったと思いますが、これまたすごい理由だなと思いました。

ただ、もう少し正確に言うと、川原啓美先生だけ、川原先生で、その他のアジア保健所の職員や愛知国際病院のお医者さんの先生方は基本的に、さんづけでよびあっています。

さて、上記の3つの会社や団体には、もう一つの共通点があります。それは、いずれも日本における業界やそのセクタートップの組織であるということです。あまり大きな声では言っていませんが、実はわたしはトップの組織でしか働いたことがありません。

いわゆる一部上場企業とか大企業の経験はありませんが、少なくとも、わたしにとって働いていて心地のよい組織は、上から下まですべて「さんづけ」でよびあうような人間関係がきずける可能性があるところでした。

確かに外部の組織の人に対しては、当然、職位を意識したやり取りをしてきましたが、少なくとも組織内部においては、さんづけでよびあうことのデメリットはなかったと思います。

しかも、この三つの組織とも、たまたまご縁があって働かせていただいただけで、結果として「さんづけ」でよかったというだけなのです。運がよかったとしかいいようがありません。

先ほど「きずける可能性がある」と書きましたが、これには、理由があります。おそらく既存の組織で、当たり前のように「さんづけ」が浸透しているところは少ないと思います。

特に、途中から加わる新入社員や中途採用者が、組織の文化を変えることは極めて難しいでしょう。しかし、わたしは、どんな人でも「さんづけ」でいいと思うし、仮に職位そのものに価値があるとしても、その中の人に対してきちんと人間として向き合う必要があると思っています。

まとめにはいります。わたしは、歩く仲間とか国際共創塾の活動を通じて、高校生からシニアの方にいたるまで、日々新しい出会いや旧知を温めています。

その中で意識していることのひとつは、いま目の前にいるこの方は、はたして自分たちの仲間としてさんづけの関係性をきずくことができるだろうかということです。

その人の肩書や立場より、なにを目指して、なにをがんばっているのか。いま現在の立ち位置よりも、向かおうとしている方向そのものにわたしは関心があります。

ところで、この考察には、師匠とか先生などをどうよぶのかということについてはふれていません。このことについては、わたしとその師匠や先生との関係性によりますとしかいいようがありません。

つまり師匠であっても、それまでの経緯でさんづけでつきあってきた人はさんづけだし、先生であることが適切で、自分も先生とよんでつきあってきた方には先生といいます。

ただ、さんづけでよばせていただいている場合でも、心の中ではちゃんと師匠や先生としての敬意と尊敬をもっておつきあいさせていただいております。

以上、原則として「さんづけでいきましょう」というお話でした。

(この項 了)


2.オンライン・イベントのお知らせ

【共創ワークショップ9月定例会 9月25日(金)ズームです】

4回目となる9月定例会は、8月に引き続き「宮本常一と歩く学問パート3」ということで、わたしが話題を提供します。こちらもオンライン(ズーム)で開催いたします。申し込みは、9月24日午後11時までにお願いいたします。

■ともに学ぶ★共創ワークショップ★あるく×みる・きく・よむ #3「宮本常一と歩く学問パート3」

https://kousouws20200925.peatix.com/

ぜひ、お気軽にご参加ください。

【編集後記】

今回は、エッセイとひとつの勉強会のご案内です。8月は、引き続きのコロナ禍の中、異常気象で連日、真夏日ということもあり、異様な夏であったかと思います。

わたしのチャレンジとしては、国際協力の特にコミュニティ開発について、この8月と9月で10日間、朝から夕方まで講習を受けたり、その中で有志の方が始めたおしゃべり会で講座の参加者の方からお話をうかがったり、先のメルマガでふれた朝活夏祭りの実行に携わったりと、充実した日々を過ごしました。

他にも大学院の非常勤の講義を2コマ担当させていただいて、はじめてパワーポイントで動画教材をつくったり、これまた仲間がはじめたSDGs高校の連続講座のいくつかに参加させていただいたり、いろいろ新しい経験や、新しい試みを身近にみることができました、

そんなかんなで新しい出会いも多かったわけですが、その中で思ったのが、最初にのべた、別にさんづけでいいんじゃないの、ということです。

肩書にこだわる人が多いことも知っていますが、オフラインの大会場でひな壇に立ってお話をするならともかく、オンラインのズームなどで、ワン・オブ・ザ・たくさんある小窓の一人に対して、いちいち、どの人がどんな肩書だったっけと考えることは、実はもう意味をなさなくなってきています。

みなさんも、たぶんうすうす感じていた「裸の王様」を成り立たせていたのが、たんなるひな壇に過ぎなかったことが、図らずも露呈してしまったということだと思います。

むろん業界として、先生先生とあたり前に使っているところがあることはわかっています。偉そうなことをいうようですが、しかし、それはその業界の中だけの慣習であり、その業界以外の場所では、お互いさんづけでよいとわたしは思います。

暑い日が続きますが、みなさまのご健康をお祈り申し上げます。

国際共創塾 塾長 柴田英知

■歩く仲間通信のバックナンバーはこちら
http://www.arukunakama.net/blog/cat24267666/index.html

――――――――――――――――――――――――――

柴田 英知

国際共創塾 塾長/歩く仲間 代表
名古屋・栄サテライトオフィス
〒450-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-17-24
NAYUTA BLD
https://nayuta-bld.com/

修士(人間文化):名古屋市立大学大学院
JICA登録コンサルタント(社会開発)

■個人E-mail
E-mail: bxf00517@nifty.com

■柴田 英知 フェイスブックページ
https://www.facebook.com/shibayan21

■国際共創塾FBグループ
https://www.facebook.com/groups/ArukuNakamaNet/

■note 歌って踊れる共創コンサルタント しばやん/柴田英知(SH
IBATA Eichi)

https://note.com/arukunakama

■ブログ版 歩く仲間
http://www.arukunakama.net/blog/

■開発民俗学への途…共有編
http://arukunakama.cocolog-nifty.com/kaihatsu_study/
-----------------------

«【歩く仲間通信20200811】「聞かせる力」と岡崎朝活夏祭りのご案内など

フィリピン・ファン