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2005年7月 7日 (木)

イギリス・ロンドン同時多発テロ勃発

また、起こってほしくない事件が発生した。

7月7日午前9時の朝のロンドンで、地下鉄4箇所、2階建バス一台でヨーロッパのアルカイダと名乗るグループの爆発事件が発生した。今の時点で、死者2名、負傷者150名。しかしながら、まだ犠牲者は増えるとの報道である。

家に戻って夕食の支度をしながらNHKの国際放送を見ていたら、ちょうどG8サミット会場からのブレア英首相の共同声明の録画をみることができた。しかし、まあアメリカに引き続き英国でも爆発テロでは、次は東京かという気もしてくる。

途上国であろうが先進国であろうが、この世で安全なところはなくなってしまったのであろうか。

ブレア首相のスピーチでただ一点のみ気になった。「・・・civilized people everywhere・・・」。NHKの和訳テロップでは、「世界のすべて」かなんかでさらりと流していたが、私はこの1点のみが気になる。

テロリスト(とされる人たち)は、civilized people ではないのか。俗にいう先進国のcivilized people でない大多数の人たちは、テロリストの標的になってもよいのか。暗に、この単語はイスラーム教徒の人たちをさしているのであろうか。

別に、civilized people でない人たちも同じ人間としてその命は同じように尊いと思うのですが。

テロリストと闘うことをやめない限り、その報復はいつまでも続くと思う。ここまで話がこじれてくるとなかなか真実が見えにくくなってきていると思いますが、どなたか‘狂信的なテロリスト’とされる人と、まじめに討論してみませんか。今のように‘敵がみえない’なかで戦うことがいかに双方の神経を磨耗させていることか。イラクでもアフガニスタンでもニューヨークでもロンドンでもそう。一般の全く関係ない人たちがまき添いを喰っている。

直接、世界に影響力を振るえる人たち同士が、面と向かって、それが難しければインターネットでもいいけど、直接、対話を試みてはいかがですか。

そろそろ、そういう時期になってもよいころだと思います。

フィリピンのマニラという安全な?(別な意味で危ないと思いますが)地域にいて勝手なことをほざいているしばやんです。

果たして、この立場でこんな偉そうなことがいえるのか。こんなことをいう権利はあるのか、正直言って、そんな立場でないことは、百も承知しています。

でも、こんな私でも、なにか世界平和に役立つことができればと考えています。

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コメント

ロンドン地下鉄テロと、営団の気になる「駅ナンバリング」。小泉もますますブッシュのポチ状態だし、、。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2005/07/post_a850.html

書きました。

ども。3両編成のトラバですが、ご容赦を。> しばやん さん

>civilized people

直に視聴していないので、かなりの想像を含めてコメントをば。

“犯罪予備軍”と判定された方々は、おそらく“教養の無い(non-civilized)”方々なのでしょう。

「タテついても勝ち目はないよ」と言いたかったのかもしれませんね。おそらく、“言霊砲”でも一発撃ったのでしょう。>スコットランドヤード長官と同姓の英国首相

#自爆覚悟のカミカゼ攻撃を無差別に敢行されたら、防御するのは、かなり大変になると思われるけど。

#迎撃するには、バスに乗車する際にも、航空機並みの身の回り検査が掛かるようになるとか・・・

* 生活不満が高まるとおバカする人も増える...かと westwind@周防国 *

[profile:Syiba_20050707_ShuukyouSensouByOil]

SOVAさん、WESTWINDさん、書き込みどうもありがとうございます。

昨日は、テロから1週間ということで、いろいろなところで黙祷がささげられたようですが、逆に気になるのは、どの先進国も(わが日本も含めて)、‘断固として’テロとの闘いをやめないという声明を出している点なのですよね。

でも、このテロとの闘いをもっと深く考えると必ずしも武力行使だけが手段ではないはずですよね。

たとえば、先進国において開発教育や宗教教育、かしこまらなくてもよいのですが、具体的には、世界にどのような宗教があって、どのような人たちが、どのような生活をしているのか、彼らに対して、いかに北の人たちの日常生活を支えるために南の人たちに苦労や理不尽なことを強いているのか(あまり単純化するのも問題ですが)、このようなことを情報として教育現場で与えれば、子供だって何が世界で起こっているのか、何が問題なのか自分で考えることができると思うのです。

そのような’テロとの闘い’があってもよいのではないでしょうか。

ども。戻ってまいりました。>しばやん さん

>‘断固として’テロとの闘いをやめない

「犯罪者として処罰する」という考えが色濃く出ていますね。確かに一般市民も巻き込んだ爆弾使用活動は犯罪なのですが。(巻き添えを作ることを目的とした爆弾使用も増えているように思えます)

でも、テロとの闘いって、戦う相手が誰なのかはっきりと把握できない闘いでもあるんですよね・・・

『物陰から戦い合うごとに利益を得るのは、誰なのだろう?』

とも思うこの頃です。


>南の人たちに苦労や理不尽なことを強いているのか

この辺りは、日本も真似した植民地進出政策とも関連が出てきそうですね。

独立は認めたものの、植民地時代に定めた国境線はほとんどの場所で固定されたまま。
部族だか軍閥だか知らないけれど、産業技術等は得られずに武力闘争用の旧式部材は注ぎ込まれる・・・。

いつまでも資源供給地だけで喰っていけるわけでも無し。

・・・なんて事も、ある程度は教えないといけないんでしょうね。

さすがに「旧約聖書に書かれた神との契約により・・・」なんてイスラエル建国地の根拠まで教えるのは、かなり骨が折れそうですが。(教え方を間違えると、他人の土地を占拠する手法に利用されそう・・・)

* 入るかな、コレ // westwind@周防国 *

[profile:shiba_200507161522.Jerusalem-TripleIcon]

westwindさん、書き込みどうもです。

『物陰から戦い合うごとに利益を得るのは、誰なのだろう?』

この考え方。アイ アグリ-です。私も最近、公私をとわずに物事を考えるときに、「誰がどう得するのだろう」という考えかたをします。確かに、いくら奇麗事を言っていても、やっぱり何かどこかでメリットを求めているのですよね。いやな言い方ですが、誰かがどこかで得している、もっと露骨にいうと誰かの不幸を金儲けの種にしているかもしれないということです。

今、マニラに一人で駐在しているのですが、たまに自分を振り返って思うのは、最近、どんなことが起こってもあんまりビビらなくなったなということです。海外の仕事をやっていると、本当なんでもありうる。やっぱり、只で文句をいうひとはいないもので、なにかそれなりの理由はあるのですね。

大体、ネガティブな問題が多いのですが、それはそれとして、なぜ問題にするのだろう、それが彼(彼女)にとってなぜ問題(損得?)なのだろうと考えます。

私に打撃を与えるつもりが実は、こっちがあまりビビっていないものだから、結果として、たぶん何の得にもならなかっただろうな、というか。

でもこのテロの問題も、結構的外れな応酬や努力をしているような気がします。お互いに。

ところで、日々、新しい問題に取り組んでいるwestwindさん。本当に敬服します。

でも、たまには、しばやんサイトも応援?してくださいね。

ではでは。

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