『遥かなる人』の声
なぜか閉塞感を感じる今日日(きょうび)のニュースをみていて(特に、いじめ自殺の問題とか安部新首相の答弁とか)、ふと以下の歌詞が頭に浮かびました。
「夕暮れの空まで 真っ直ぐに 駆けてきた
広げた本は 机に置いたまま
流れる雲に 憧れを語れば
遥かなる人の声が届く
本など広げて 言葉を探すより
人は空を見上げているほうが
ずっと 賢くなれるんだと
遥かなる人の 声が僕に届く」
(以上 一番の歌詞全体)
海援隊(作詞 武田鉄矢 作曲 中牟田俊男) 『遥かなる人』 より。
ところで、この遥かなる人とは、坂本竜馬のことだそうです。武田鉄矢は、知るひとぞ知る坂本竜馬フリークなんですよね。ドラマに主演しているし、マンガの原作をしたり、実は「海援隊」というバンド名自体が、竜馬が作った海運会社(商社?)の名前です。
私は、直接、海援隊を同時代で知っていたわけではないのですが、大学の寮の隣の友達が九州の福岡出身で、まさに彼の影響で、なぜかカセットとかCDを数枚持っています^^?
ところで、似たような言葉として、以下の言葉を思い出しました。
「本を捨てて町にでよう」 寺山修司
「書を持って街へ出よう」 佐藤郁哉 (社会学系のフィールドワークの入門書として名高い、『フィールドワーク』 新曜社 1992 のサブタイトル)
「本を置いて 空を見上げよう」 坂本竜馬(武田鉄矢)? ← これじゃ、まるで、シャラン九の「空をみなよ」と同レベルだ。
まあ、いずれも現場志向の人の掛け声(キーワード)ということにしておきましょう^^?
蛇足ながら、以前も紹介しましたが、『遥かなる人』の最終章にはこうあります。
「旅行く者達が 美しく見えるのは
もっと遠くを 目指しているからだ
立っているより 歩いてみることだ
遥かなる人の 声が僕に届く」
やはり、こちらのフレーズの方がしっくりきますね。でも、本を置いてというフレーズも、やっぱりいいと思います。
ではでは^^!
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