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2006年12月の5件の記事

2006年12月22日 (金)

一時帰国します。

みなさま。ご無沙汰しております。

12月24日から2007年1月2日まで、日本に一時帰国ということで、ちょっとバタバタしております。前にも触れましたが、この週はクリスマスパーティーの嵐で、毎日、いろんなところのパーティーに呼ばれています。

昼間から飲んで歌って踊って、まあ本当にパーティーのチョー好きな人たちだなあと毎年感心しているのですが、ちゃんとMC(ってMaster of Ceremoniesの略語って知っていましたぁ?)も歌い手も踊り手もプロ顔負けというか、一つの特技というか、いつもの職場のパフォーマンスってなにって思うようなセミプロみたいな人もごろごろいるし、まあここ(フィリピン)ではプロフェショナルなパーティーが楽しめますね。

毎年おもしろいのが、必ずパフォーマンス(舞台)で団体で踊れる曲が、この年末になるとはやって、大体、どこでも職場やグループ単位でパフォーマンスのコンテストがこの手のパーティにつきものなのですが、結構、同じ曲の踊りがかち合っちゃうんですよね。

ちなみに、2004年は、『おてょおてょ(数字で88という意味)』で、昨年は、『ピノイ・アコ』、今年は、『たらったらたら』というテレビの人気番組の主題歌や、日本でいう子供向けのおちゃらけソング、コミックソングの振り付けを、大人みんながまじめに踊るという、非常にはじけた光景をあらゆるところでみることができます。

日本人の同僚と、よくもまあ、ネタがつきないなといっているのですが、いつのまにやら秋にはクリスマスで踊れる曲がなんとなく全フィリピン的に決まってくるというおもしろい経験を今年もしました。

さて、しばやんは12月24日に東京着なのですが、これってクリスマスイブじゃんということで、東京の家を引き払ってマニラに転勤したしばやんは、さみしいイブになりそうです。日本でもやっぱり家族サービスや恋人たちの日なんだろうなあ。

フィリピンは、本場のキリスト教国(カトリックが多い)なので、上記の書いたように昼間からもうこの1週間ぐらい、歌って踊ってのクリスマスパーティーばかりなのですが、そういえば、12月24日のクリスマス・イブと25日は家族というか親族で、まったり過ごす人が多いみたいです。

ともあれ、メリー・クリスマスおよびハッピーニューイヤーということで、今年もお世話になりました。また来年もよろしくお願いします。

P.S.

日本では、東京の会社に顔を出して大阪にいって、本社(名古屋)で納会で田舎にも帰らないといけないということで、非常に忙しくしています。

でも、日本での仲間のみなさまに会えること、楽しみにしております。

ではでは。

2006年12月10日 (日)

ポートレイト・オブ・しばやん

「あまりにへなちょこで情けなさすぎる。」

最近撮ったデジタル写真を整理していて思わずつぶやいてしまいました。そういえば、前にも同じような光景に出くわしたような気が・・・。あったあった、よくもまあ10数年前の写真がよく残っていたなあ。ということで、今日のお題です。

ところで、特にこのようなインターネットのメディアでは、そもそも匿名であるべき著者なり作者の人が顔写真を公開することは、その本人にとって非常に考慮を要するというか悩ましいところだと思います。

「男40歳では自分の顔に責任を持たなくてはならない」とは、アメリカのリンカーン大統領の言葉であったと思いますが、しばやんは、今まで自分のHPでは、自己紹介のコーナーはもっていたものの、自分の写真を公表することには躊躇していました。

勝手にマスコミに顔をばらされるのも嫌だし(まずその可能性はないけど)、自分から自分の姿格好、特に顔の写真を公開しようとは、まったく思っていませんでした、ということで、最初の段落に戻るのですが、私は、こいつら(みてのお楽しみ)とは、特別な友人や仲間関係ではないのですが、なぜか‘はまって’しまっているし、この手の写真をとることにあまり羞恥を感じないというか、 ‘自分から’率先して記念写真を撮るような人間であったことを改めて思い出しました。

特に日本の観光地に多いのですが、人物たとえば武士やお姫様や、動物、魚とかの絵の書いた看板に顔の大きさの穴があいていて、後ろから顔を突っ込んで記念写真を撮るやつ、実は、私は結構、それが好きなんですよね。同行者からは、大概、断われてるし、そんなのをやるのはそもそも‘子供’だよなと思いつつも、ついついやってしまいます。

昔から全然、私の行動パターンは変わっていないなあと、この際、開き直りというか出血サービスということで、しばやんの丸秘(でもないけど)写真を公開することにしました。

もし好奇心を誘われる方がいらっしゃいましたらちらっとでも覗いてやってください。

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/si000.htm

しばやんの精神年齢が推測できるというか、かなり、脱力すること請け合いです。


ではでは^^?

P.S.
古いほうも一応、大学を卒業して就職後の写真です。いい年をしながら、お前は幼稚園か小学生のお子様かということで、前後の文脈は忘れましたが、大学生時代にヨット部の先輩が私をからかった言葉を、ふと思い出しました。

(お前は)どこに出しても恥ずかしい。

2006年12月 8日 (金)

開発民俗学 雑記 を始めるにあたって。

私がHPで提供している『開発民俗学への途』のアップが滞っているが、これは継続をあきらめたわけでは決してない。苦しい言い訳ではあるが実務に重きをおいているからであり、頭の中では構成やネタを常に考えてはいる。取り上げたいトピックやネタはいくらでもある。

ただ、(開発)民族学や(開発)民俗学の今までの学界や学説のレヴューみたいなかたちのコラムを書こうとしているのだが、いかんせん新しい分野なので既存の本にそれほど参考になるものがない、というか現場にはすでにその「もの」は存在しているのだが、定義というか名づけられた「そのもの」がないのではないかと最近感じている。

最近よくいわれていることでもあるが、これほど多くの人たちが情報の渦に参加できるようになるといわゆるマスコミや学界の権威というものの価値が相対的に低くなっている気がする。

つまり、ある「事実」に対してジャーナリストや学者が、「言葉」で切り取り、それを「情報」として発信する。たぶんジャーナリストの人たちは、「新聞」とあるように、比較的に‘新しい’情報を、学者の方は、もう少し‘普遍的な’ものを扱おうとしているのだろう。しかし、高村光太郎の『道程』にあるように、人が歩くからこそ「道」ができるのであり、「記録」していかないことには、いくら獣道はあったとしても人が認識できる「道」というのは成立しない。

思えば、今まで比較的にゆったりとした‘時間’を人間は過ごしてきたものだ。‘時間’を時計で測る時間ではなくて、人間に内在するものと考えると、俗にいう‘人口爆発’によって、急激に‘人間’がもっている‘時間’のもつ情報が爆発的に増えてしまった。この‘時間’は‘経験’‘知識’とも言い換えられるであろう。

ご存知のとおり、‘人口爆発’は、一次方程式の直線であらわされるものではなく、少なくとも二次方程式の双曲線に近い伸びをみせている。なぜ、そうなるのかということ自体が研究課題であるかもしれないが、ここでは、事実を数式におきなおしてみるとそのような近似値が結果として得られるというだけにとどめる。

あくまでこの暫定的な‘答’が近似値という点は押さえておいてほしい。なにか数字を使ったりすると、‘科学的’で‘普遍的’なものだと錯覚してしまいがちであるが、単なる‘事実’を自分たちが知っている‘数式’に無理に当てはめて、「それらしい」といっているだけであり、数字として美しく‘たまたま’説明できたとしても事実としては、それはたいした事ではない。

この人口爆発についてもひらたくいってしまえば、「それが双曲線なのは「ねずみ算」だからでしょ。」といってしまえば、それまでのことなのだ。充分に、われわれは難しい数式や理論をぶちまけなくても、人間の今までの「常識」の範囲で説明がつくのだ。「ねずみ算」の起源を正確に調べるつもりはないが、当然、ギリシャの哲学者はインドの哲学者は、とっくの昔に考察してその「ねずみ算」という概念を明確に認識していたはずだ。何千年も前に。

スーパーコンピューターの‘解析結果’と、数千年前の人間の‘考察’と、その出す答が同じとはちょっと情けない気もするが、ここは、それを語る場ではない。

さて、長い前書きとなったが、開発民俗学の途の第1部(全10稿)については、早急に、今の時点で書き上げてしまおうと思っている。つまり、現実のほうが、はるかに学界の立ち上がりより早いからであり、私の経験以外の‘有識者’の‘客観的’な資料を補っている余裕は、はっきりいってないからである。‘それ’がまだ無いことを語ろうとしているのだから。

今までの‘大’学者は、10年かけて勉強して(大学、大学院)、10年かけて研究して、10年かけてその仕事をまとめて、最後に‘大著’をものにするという時代,(すでに齢50歳)もあったかもしれないが、今ははっきりいって時代が違う。少なくとも10年一区切りのまとまった仕事をしていかなくてはならないであろう。例えば、学生の立場に立って欲しい。この大学者の大著に接して、これはすばらしいと思うとする。感銘する。

しかし、その事実は、若者が手に取ったその日の30年前の事実であるとしたら、どういうことになるのであろうか。当然、その内容によるのだが、少なくとも「開発学」の世界では、30年来の研究はそれほど意味がないように思う。というには、日々、生ずる‘問題’や‘課題’への回答は、その場で行われなくては、まったく意味がないからである。

30年かけて答を出しました。しかも実社会には、学生時代みたいな‘解答’は存在しない。与えられた条件下でのいろいろな可能性と対処方法のストック(これを経験といってもよい)とから、最善だと思われる、もしくは次善の答を、前に進むために便宜的に選択しているのに過ぎない。あたりまえのことであるが。

ということで、‘実学’を目指す私としては、大きな答や問題を扱わない。もっと日常的で小さな問題から、‘考えるヒント’を探っていこうと思う。つまり、『開発民俗学雑記』というタイトルで、まさに雑記を、ブログでリアルタイムで発信していこうと思う。

あまりにとるに足らない些細なことかも知れないが、‘私にとって’一番ホットなトピックを取り上げていきますので、ぜひ関心のある方のご高覧と私へのフィードバックをお願いしたい。

[開発民俗学雑記 (1)]

歩く仲間通信 購読のお誘い

不定期刊の『歩く仲間通信』の購読のお誘いです。12月4日に以下のような通信を関心をお持ちの仲間に配信しました。今の時点では、私からの連絡がメインですが、将来的には、MLみたいなことも検討しています。内容は、ブログやHPの記事の紹介がメインで、ちょっと季節の挨拶も入れています。基本的に、しばやんの記事は、HPの方に集約されていくのですが、記事のアップデートのお知らせが必要な方は、お手数をおかけしますが、ぜひML参加の手続きをしてください。

Don't miss it!

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12月4日 配信分

しばやん@マニラです。

もう、早いもので、12月の声を聞きましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

ここフィリピンのマニラは、ちょうど雨期から乾期への移り変わりの時期で、ますます暑くなっている状況で、まるで、「クリスマスインサマー」を地でいっています^^!

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_c531.html

↑ ところで、街角で売られているパロールという電光灯篭?の件ですが、とある記事で、これは刑務所の受刑者が作っているという話を読みました。ちょっと気になって、事務所で勤続15年のドライバーのお兄さん?(48歳)にきくと、やはりモンテンルパとかの刑務所で作られているものが多いとのこと。受刑者が所内ワークの一つとしてパロールを作成しているそうです。すでにそういうワークショップ(仕事場)が、刑務所内にあり、NGOとかが技術指導をしているそうで、パロール作りの職人さんが刑務所にいるとのことです。

受刑者がつくったパロールが、普通の家々のクリスマスの夜をデコレートする。ちょっといい話でもあり、受刑者にとっては、ちょっとつらい光景だなと思いました。彼・彼女は、家族とクリスマスを一緒に祝えないわけですから。

ともあれ、私たち日本人は、いつから祈ることを忘れてしまってしまったのかと思います。

確かに、フィリピンの12月は、クリスマスパーティーだらけで、仕事にはならないけど、家族や親族、職場やいろいろな関係の‘仲間’と1年を振り返って、キリストの生誕を祝いあう。クリスマスプレゼントも嬉しいけど、みんなで歌って、踊って語り合うのがやはり楽しいのでしょう。

これはこれで‘人間’として、非常に大切な務めなのではないのでしょうか。(私は、仏教徒です。念のため。)

さて、今年は、‘冬が来る前に’ということで、アメリカ同時多発テロとその後の5年間について、なんとか12月中に文章にまとめて新年を迎えたいと考えております。

先月、11月は、前回の歩く仲間通信の後に、日本でのいじめについて、ついつい余計な口をはさんでしました。

らしくないといわれるかもしれませんが、実は、私もいじめられっ子だったのです。(自分ではそうではないと意地を張ってきましたが、客観的にはずいぶんやられていましたね。今思うと^^?)

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/blog035.htm (その1)

また、いじめの問題が内在するものとして、「他者認識」や「差別」、「異文化理解」、「排除」と「寛容」の精神の問題など、いろいろな切り口が考えられます。

今回、「ラベリング理論」や「非対称性」というキーワードによって、「いじめ」問題を「貧困」問題と絡めて読み解いてみました。

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/blog036.htm (その2)

皆様にとって、素敵なクリスマスであり、年末年始でありますように。

ではでは^^?

<お知らせ>

今まで恣意的に歩く仲間通信を送付してきましたが、今後は、希望の方のみの配布とさせていただきます。継続して購読をご希望の方は、お手数をおかけしますが、下記のHPで手続きをとっていただけましたらさいわいです。

今まで、駄文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

しばやん@マニラ 

2006年12月4日

★ 歩く仲間通信の購読はこちらへ↓ ★
http://groups.yahoo.co.jp/group/arukunakama/

2006年12月 1日 (金)

クリスマス・イン・サマー

いよいよ12月となりました^^!

日本では師走ということですが、カトリック国のフィリピンでは、なんと言ってもクリスマスです。ご存知の方も多いと思いますが、フィリピンは世界で一番クリスマスが長いと言われています。つまり、「‘ber’のつく月はクリスマス」ということみたいで、9月から気の早い人はクリスマス気分なんですね。

先月、11月15日には、どの家、商店でもクリスマストゥリーやデコレーションの飾り付けがほぼ完了しました。(早いところでは、10月から飾り付けをしていますからね)

街角では、日本でいうミレナリオみたいな夜に輝くイルミネーション、パロールという電光の絵のついた提灯や、針金や竹で形を作ったサンタさんや天使などの張りぼて(これにチューブライトがついて、夜に形が浮かび上がる)の露天が並びだして、また街路もイルミネーションがついて、いやおうなくクリスマスシーズンを盛り上げてくれます。

今月は、クリスマスパーティーばかりで、12月半ばから仕事も麻痺してしまいますが、郷にいらずんば郷に従えということで、しばやんも3度目のクリスマスを楽しもうと思います。

ではでは^^?

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