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2007年5月10日 (木)

乙武洋匡 『五体不満足』

最近、小学校の先生になったということで話題になった乙武洋匡さんのデビュー作、本当に今さらなのですが、急に読んでみたくなって、マニラの日本人会の図書館で見つけたが最後、ほとんど立ち読み状態で一気に読みました^^?

Photo_9 乙武洋匡 『五体不満足』 講談社 1998

お薦め度:★★★☆☆

衝撃的な表紙写真も話題となって、ずいぶん売れたと思うのですが、いかんせん、天邪鬼な私は、平積みのこの本を本屋で横目で見つつ、読む機会を逃していました。

今回、手にとってみて、素直に感動したというか驚きました。乙武さんが、このような体で、中学校時代は、バスケットをやったり、高校ではアメリカンフットボールをやったりしていたなんて。本人の努力もさることながら、彼を囲む両親、友達、なにより普通教育を受け入れた小学校、中学校の先生や関係者の方々、彼の周りの人たちの理解と協力、あらためて人の世の奥深さを感じました。

今までは、「五体不満足」であることに世間の目がいっていたのだと思うのですが、私がみておもしろかったのは、早稲田大学に入学したのち「エコ・サマー・フェスティバル・イン・早稲田」や「早稲田いのちのまちづくり実行委員会」に乙武さんがかかわりだすあたりから。ここで「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」などの言葉が、まさに生き生きと動き出したあたりの熱気を伝えています。乙武さんいうところの「多士済済」な人たちによる自分たちの「街づくり」の動き、そうそう、そんな時代もあっただとあらためて思いました。

彼が本の最後で力説する「ボクには、ボクにしかできないことがある」そして「こころのバリアフリー」というメッセージ、まだまだ十分、社会に浸透していないんじゃないかな、ということを思いました。

P.S.

初版が1998年10月20日、わずか半年後の1999年5月20日で第28刷。1976年4月6日生まれの乙武さんがまだ大学生の頃の出版。それからメディアの攻勢と、卒業後の乙武さんの『ナンバー』などスポーツ雑誌記者やテレビ出演などメディアの世界での活躍はよく知られたところですが、その原点がここにある。それにしても、もう10年近くも前のことになるとは^^?しばやんの世間ボケもいいかげんにせいといった感じですね。

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コメント

しばやん、お恥ずかしい質問なんですが、「マニラの日本人会の図書館」というのは何処にあるのですか?自分も活用してみたくなりました。

マカティのブエンディアとアヤラアベニューの角のRCBCプラザのブエンディア通沿いの隣の緑色のビルの21~23階にマニラ日本人会とフィリピン日本人商工会議所が入っています。

マニラ日本人会図書館
22/F Trident Tower, 312 Sen. Gil Puyat Ave.
Salcedo Village, Makati City

月曜日から金曜日まで、9:00~16:30
土曜日は、9:00~12:00まで、第1、第3土曜日は、13:00~16:00も開館です。

マニラ日本人会 代表電話 02-810-7909、815-3559

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