【es003】自らを語ることの難しさ
(書き下し 2011年12月15日)初出: 日本における開発コンサルタント論・・・プロジェクト【es】 @ mixi開発コンサルタントコミュ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=66842603&comm_id=789299
地下にもぐらないとまずいなどといっていた私がなぜ、「開発コンサルタント」のコミュにあえてこのような書き込みをしたのか。
自爆テロ並みのむちゃくちゃな暴挙ではないかという気もしているが、それは、私がそれなりに腹をくくったからに他ならない。
開発コンサルタントの実態というのは、実はかなりのベールに包まれているといのが実状で、昨今では‘中に入ること’自体が難しい上に、内部の人となったらなったで、身内では仲良くするが、概して外部に対してはかなり閉鎖的になってしまうということがあげられる。
そもそも、これは開発コンサルタントに限ったことではなくて、全ての社会人がお金をもらった働く‘業界’そのものの特質でもあるのだが、みな自分の身の回りの仕事に忙しくて、社内の調整、業界内でのしのぎ(同業他社との闘い?)や他の関連業界への営業や調整と、身の回りのことだけで十二分に忙しくて、なにを赤の他人や一般市民(いやな言い方ですが^^?)に自分の仕事や業界の話をしなければならないのだというのが本音だと思う。
そういう意味で言うと、私は、全く会社貢献をしなかったサラリーマン(会社員)であったと思う。
ただ開発コンサルタントの間での連帯感や、広く開発援助業界や日本や世界の世論や具体的な動きには、それなりに敏くて、もう10年以上も前から、日本の開発コンサルタントも、いい加減に自己開示して、説明責任を果たさなければならないと考えてきた。
ただ、現役の開発コンサルタント(の会社員)として、社会に向けて発言するのはさすがに憚られたので、「歩く仲間」の名刺を勝手に作って一人NGOみたいなことを始めた。それが30歳前後のことであるから、すでに10年以上、2枚の名刺を使い分けてきたことになる。
ともあれ、いろいろな考え方もあろう。「開発コンサルタント論」は、それこそ、一人ずつ違ったものであってよいと思うのであるが、一つだけ、今のシニアコンサルタントがいる間にやらなければならない仕事がある。
それが、日本のODAの黎明期から世界で活躍した伝説の開発コンサルタント達の物語を残すことである。
なぜ、それが今なのか。
徐々に私の体験からそれを説き起こしたい。
to be continued!
ではでは^^?
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