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2013年8月17日 (土)

ゆるキャラやアイドルが跋扈する世界

初出:フェイスブックグループ クロスロード・オブ・ハッピネス 2013年8月16日
<ゆるキャラやアイドルが跋扈する世界>
日本は、なんとも不思議な国だと思います。
かつて実業家松下幸之助は、PHP(研究所)を創立しました。これは、月刊の小冊子やPHP新書など出版物でも有名ですよね。私も長いこと知らなかったのですが。PHPとは「“Peace and Happiness through Prosperity”という英語の頭文字をとったもので、“繁栄によって平和と幸福を”という意味のことばです。これは、物心ともに豊かな真の繁栄を実現していくことによって、人々の上に真の平和と幸福をもたらそうという願いを表したもの」だそうです。
日本の戦後68年にわたる経験、終戦後の復興~高度成長~失われた10年?などの時代を経て、たぶん1970年ごろには、そのPHP実現の糸口をつかんでいたと思います。
そういえば、前の首相の野田佳彦さんは、松下政経塾の第1期生でしたね。
さて、その日本の陽の部分の影にはレッドパージや公害問題など影の部分も当然あるわけで、戦時中の軍部の暴走?についての総括はできていないし、製鉄業界、製造業界における人間の機械化、公害以外にも労働争議など深刻な人権被害もあったわけでも、今でも短期非正規労働者、ホームレスの問題、いったい何が幸せなのだろうかと考えてしまいます。
最近、富みにマスコミで取り上げられるゆるキャラや市井のアイドルたち、一見満ち足りた街を歩く若者へのインタビュー、確かに東京中心目線でみれば、そんな簡単なしあわせ画像を切り取ることは作成側の意図でなんとでもなるのでしょう。
いや、マスコミ批判をすることが目的ではありません。
実は、陽と影はあってしかるべきなので、そのこと自体に文句をいっているのではなく、陽の部分しか見ようとしない、見せようとしないマスコミ、いや人間の属性について、それでいいのかなあと思うわけです。
開発の問題に話を戻すと、さまざまなよいと思われる計画や事業を相手国政府も考えるし、われわれもそれをお手伝いする、もっと小さな善意のNGOの活動でもいいでしょう。日本人が乗り込んできてさまざまなストーリーを描いてみせる。
でも、それを覚めた目でみている人たちが少なからずいる。いいことばっかりいって、裏があるのではないか、ただほど高いものはないよなあと(世界の)人たちは日本人をそんな風にみているのではないか。
ただね。日本の今の繁栄があるのは、その影で泣いたり命を落とした人がたくさんいるということなんです。
誰も勝者の勝ち組の話なんて聞きたくない、勝てなかったものの物語に人は自分を重い涙を流すのです。
戦争問題もなんでもそう。まずはあったという事実を認めること。いい悪いとか格好や見得は張らない。あったことから問題を立て直す。
今の政府のように都合の悪いことは、知らせない、頬かむりをする姿勢、これはもう何十年と続く与野党を問わない政治家の属性なのかもしれませんが、昔みたいに暴力で恫喝したりできる時代ではないですからね。
アメリカの元CIA職員ではないですが、どんどん内部告発も増えているし、それができる時代になりつつあるわけです。
私の最近考える人物とは、清濁を併せ呑んだ上で、それでもあるべき理念を語ることができる人かな。
結局、陽も陰も同等に語ることができ(自分に都合の悪いことを隠さない)、自分(達)の至らなさを反省しつつも、それを置いておいても、あるべきヴィジョンを語る。
人は時に、そのような人を理想主義者というよりむしろキチガイか馬鹿かと思うでしょう。実際に、‘口ほどのこと’ができずに世を去っていく人のほうが大多数なのでしょう。
でも、その人が実現できなかったことでも、口に出して語ったという事実は事実として残ります。
昔、あんなキチガイがおったけど、50年経ってみれば、それが当たり前に実現してしまっている。いや、今は昔より時間が速度がどんどん加速していますからね。
となると、ゆるキャラに代表される人間以外の生物?やロボットと、なにげに50年後は仲良く隣人として暮らす世の中になるかもしれない。アイドルやコスプレキャラがなにげ日常に同居している。そう、日本の子供向け?のアニメーションの日常生活、古くはアトムやドラえもんの世界が、わずか数十年先の日本なのかもしれない。
そう思うと、日本は世界の最先端をいっている。少なくとも心情的にも現実にも、われわれはゆるキャラという異生物とコスプレアイドルを、すでに受け入れてしまっている。
で、その後の世界ですかが。
正直、私には読み切れませんね。
ただ、今までのところは受け入れてきているけど、もっと仮想現実の世界が今の現実に割り込んできた人間は人間の形であることに意味を見出すのでしょうか。もっというと脳さえあれば、あとは何もいらない時代になるのかもしれません。
そうマトリックスの世界が描いているように!この手のSFドラマって、やたらと多いんですよね。少なくともマトリックスが1997年で15年前だし、源流をさかのぼれば30年や50年くらい、いやもっとさかのぼれるのでは!
まあ、取り留めのない話ですが、少なくとも今の時代は、現物感覚、モノに即して歴史が、日本の陽と影をみることができるわけですから、特に若い人は実際にその場にいってモノに触れてそこであったこと、そこにいた人たちのことに想いをめぐらしたいものですね。
そうそう、戦争の話を直に当事者から聞けるのはあと5年くらいしか時間がないのかもしれません。
私ができることは限られていますが、そんな現実に向き合い陽と影を伝えていこうとしている人たちを応援していきたいと思います。
自分自身、それをアーカイブしてかつ発信していくことはずっと続けていきたいと思っています。
別に、誰に頼まれたわけでもないけれど!
ではでは^^?

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