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2018年12月 9日 (日)

コミットするということ-仕事をするのにあたっての決意

このたび、新たに新規事業を立ち上げることにしました。

それは、「世界を舞台に-国際協力キャリア・ナビ」という仕事で、わたしは、ナビゲーターをつとめさせていただこうと思っています。

なぜ、いわゆる「キャリア・コンサルタント」ではないのか。

それには、海のおとこ(ヨットマン)としての読みというか、その経験を踏まえてのネーミングで、詳細は、のちのちに明らかにする予定です。


それはそれとして、その仕事内容について、簡潔に結論からいうと、国際協力に関心がある人たちが、それを仕事として考え始めた時に、その水先案内がしたい。そこに、わたしの個性と経験の全てが生かせるのではないか。

そんなことを、ほんの数日前から考えています。

お前に何ができるのか?と問われた時、今までは適当にお茶を濁していたでしょうが、今のわたしは違います。

これまで、20数年、社会人をしてきて、1992年に初めての仕事が、まったく何の予備知識もなしで飛び込んだ、民間の開発コンサルタントの仕事、結局、ただ単に、世界をマタに仕事をしたいと素朴に思っていた少年は、いつしか50歳の声をきくようになりました。

人生に、もしはあり得ない、しかし、現在、48歳ですが、これまで生きてきて、無駄とまわり道ばかりをしてきたけど、なんだかんだで、好き勝手にやりたいことを経済的にも家庭環境的にも、社会環境的にも、やらせてきてもらった。

特に、開発コンサルタントの仕事は、ほぼ100パーセントが政府開発援助(ODA)の仕事なので、わたしは、16年間、みなさんの税金で、ご飯を食べさせていただき、しかも、開発途上国支援という、おそらく今、世界で一番ホットでおもしろい社会事象のフロントラインで学ばせていただきました。

10年前に、事情で仕事をやめて、実家のある愛知に戻った時にも、この経験や知識を自分だけで死蔵していいのか、昔はよかったという、そしておそらく脚色された武勇伝とともに墓場にもっていってしまっていいのか、ばくぜんと考えたことがありました。

しかしながら、単なる元開発コンサルタントがフリーでやっていけるほど甘い世界ではありません。しかも、開発援助の世界で働いている日本人は、おそらく9割がた、東京に足場を置いていると思います。

開発コンサルタント会社のスタッフという看板がない、世界というより日本の片田舎の自分になにができるのか、その答えをだそうともがきつづけた、この10年であったともいえます。

ともあれ、まったく異業種で、5年はたらいてそれなりに仕事に慣れてきても、地域開発への情熱が捨てられず、退職して、大学院へいこうと思いきや、縁があった国際開発NGOで一年間、スタッフとして働かせていただき、また道に迷い…。そのいきさつを、ざっくりと話しましょう。

ODAでは、あたりまえのことですが、日本政府の調査団員として青パス(正確には、緑色のパスポート)、一時雇用の政府関係者のパスポート(外交官パスポートのような特別なものです)で、親方、日の丸で(まさにそのもの)偉そうに専門家気どり(実際には、開発コンサルタントは間違いなく専門家そのものです。)で、肩で風を切っていた頃が懐かしいというかはずかしいという経験を、NGOでさせていただきました。

今思えばとんでもない話ですが、開発コンサルタントのスタッフの時には、開発途上国の国家元首や大臣、役所のハイレベルスタッフとあたりまえのように会議をするばかりが、“コンサルティング”をしてました。

ただ、それは、客観的にみるまでもなく、青パスのおかげてあり、その国なりを援助する側の人間であるという特権であったことを、自分の能力だと錯覚していた。

本当に、そんなおめでたい仕事ぶりというか、世界認識だったのです。そのことを、まざまざと見せつけられたのが、このわずか一年ですが、国際開発NGOでの仕事でした。

さて、この迷いから、あらためて(大学院での)研究テーマを考えなおして、一旦、受かっていた大学院も入学辞退して、別の大学院を受験しなおしたのが、この5年間の動きです。

まえがきが長くなりました。

ところで、いちばん言いたかったのは、その放浪の過程はともかく、わたしは、他人の人生にコミットしたことがあったかというのが、このエッセイのテーマです。

結局、それをしてこなかった自分に、齢50近くになってようやく気が付いた。しかし、他人の人生にコミットすることなしには、自分の人生にコミットすることにならない。そんなことを考えています。

今度の、事業は、自分の今までの人生経験の全てをかけて本気で取り組みます。

ボランティア(無料)ではやりません。本気で、自分の人生を、国際協力にかけてみたいという、日本中の有志がいるかぎり、全力で、このプロとしての国際協力の世界をナビゲートします。

なので厳しいかもしれませんが、遊びは遊び、コミットすべき仕事は仕事と、けじめをつけた生き方をしていきます。

相手が、その事象を遊びと考えるか、仕事と考えるかは、わたしには関係ないし、そもそもわからない。

しかし、わたしが、そのひとに関わることにより、なんからの結果にコミットするような局面だと、わたしが認識したら、申し訳ありませんが、わたしの都合で、仕事モードに切り替えさせていただきます。

なぜなら、課題や問題にもよりますが、遊びで適当にできることは、しょせん、その程度のことなのです。おそらくわれわれが、本気でタックルしなければならない課題や問題は、まちがいなく仕事としてコミットしないかぎり、相手(課題や問題そのもの)が、われわれを相手にもしてくれない。

わたしは、そんな気がしています。

コミットするということは、結論がでるまでやり抜くこと。結果は結果で成功も失敗もない。

そんな、結果にコミットした仕事をしていきたいと思います。

なお、ちなみに、ライザップの「結果にコミット」というキャッチフレーズを、そのままパクっているようにみえるかもしれませんが、どう思われてもかまいません。

わたしができる、やるべきだと思うこと、そして、なにより、わたしが手伝えることで悩んで迷っている仲間がいれば、わたしの力の全てをつかってナビゲートする。一緒に、この海路のない、荒波を乗り切ろうとコミットできない人は、残念ながら、わたしはその人の船から降りなければなりません。

なぜなら、あなたの船(人生)のキャプテン(船長)はあなた自身であり、わたしは、一介の、たまたま難所を案内するナビゲーターにすぎないからです。

それでも、わたしの能力に不安を感じる人へ。

すでに、わたしは、ふたつの船をナビゲートして結果を出しています。一人は、社会人で全くの異業種から国際協力の世界へキャリアチェンジをしたいと、わたしのホームページをみていきなり電話してきたHくん(男性・20代半ば)。電話だけ(結構長電話)のコンサルティングでしたが、見事、志望の国際協力が学べる大学院に進学し、その経験を活かして社会人として、あらたな道に進まれました。

もう一人は、たまたま国際協力関係のイベントで言葉を交わした現役の大学生のEくん(当時、大学4年生)、そのイベントの後で、あらためて日時をきめて彼の進路相談にのりました。彼なりに、就職先や仕事観をもっていましたが、学部と国際協力のボランティアの経験では、開発コンサルタントの仕事は難しいとあきらめていたようですが、わたしが業界のことを説明し、さまざまなアクターとその仕事内容の生情報(これが大切です。本には書いていない裏の裏まで知っています^^?)を語りました。

その後、ずっと連絡がなかったのですがSNSでひょんなきっかけで綱かったときに、その後、開発コンサルタント会社に就職したという喜びの声をききました。

確かに、今のところ、わずか2件の経験でしかありません。正直、私の一言で、他人の人生を変えてしまうかもしれない。うまく、本人も納得して、本人が望んだ方向に進んだからよかった、たまたまうまくいったケースなのかのしれない。

でも、これは偶然でもラッキーでもありません。本人も、本気で何かをしたいと思った。その判断のために必要な情報を、わたしが持っていて、わたしも本気で、かれらの人生のことを真剣に考えてアドバイスした。

そう、必然の結果ですし、ほぼ100パーセントの成功しかない事業だと思います。

わたしのいままでの経験や、開発援助の現場で、なにをみてなにを考え、なにに失敗してきたのか、はたまた、なにか新しいイノベーションをおこすことができたのか、については、すでにおそらく何千万文字以上も、ホームページやブログに、すべて無料でリンクフリーで、2000年からずっと公開しています。

このウェブという公共空間にだせない情報がいくらでもあることは、みなさん、想像に難くないと思いますが、わたしが、仕事としてナビゲートするからには、海図(ウェブページ)にのっていないベテランしかわからない秘密の暗誦や、もしかしたら、宝島の宝の隠し場所を教えてあげれるかもしれない。

あなたが、本気でコミットするかぎり、わたしも、とことん、コミットし続けます。倍返しどころか、10倍くらい?は、ちょっと盛りすぎですが、あなたが思う以上の情報を提供します。むろん、わたしの得意でない分野もありますが、そのときは、一緒に勉強しましょう。おそらく、しばやんネットワークで、ほとんどの分野への対応が可能だと思いますが^^?

ということで、今回のテーマは、「コミット」についてでした。
仕事としてやるかぎり、100パーセント以上のコミットを、わたしもしますし、お客様である船長さんにも求めます。

では、これからも、よろしくお願いいたします。

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