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2007年5月16日 (水)

スターダスト・レビュー 『LOVE SONGS』

『歩く仲間通信』を読んでいただいた大学の先輩(男性です。念のため)から、本当に久しぶりにE-mailをいただきました。またまた古いアーティストですみませんが、そういえば先輩が好きなアーティストと曲があったなあとついついカキコしてみました^^?

Love_songs_1 スターダスト・レヴュー(Stardust Revue) 『LOVE SONGS』

1.お薦め度: ★★★★☆、 2.泣ける度: ★★★★☆

3.アルバムとしての完成度: ★★★★☆

ワーナーミュージックジャパン WPC6-8080 1994年発売

どうも男性ボーカル(グループ)の紹介ばかりですみませんが、やはり唄ということでは男性のアーティストの曲の方がしっくりきます。スターダスト★レヴュー(若い人は知らないかもしれない)初心者には、まず手にとっていただきたい珠玉のラブソング集です。←ちょっと持ち上げすぎか^^?

でも、私がスタ★レビを聴くようになったのは、実は就職した後で、1995年前後だと思います。近所の図書館で何枚かアルバム(CD)を借りて聴いていいなと思ってからでした。

名曲ばかりのこのアルバムですが、私が、スタ★レビで最初にいいなと思った曲は「木蘭の涙」(1993年)です。歌詞とかあまり考えないでなんとなくいいなあと思っていたのですが、何かのきっかけでカラオケで歌詞を読んで、え~、こんな内容だったのと、びっくりした記憶があります。

「前略 ~ いつまでも いつまでも / 側にいると 言ってた / あなたは嘘つきだね / 心は置き去りに」 

といきなり‘どういうこと?’って振っておいて徐々に経緯を説明していく。あくまで小出しに。

「いとしさの花籠 / 抱えては 微笑んだ / あなたを見つめていた / 遠い春の日々 / ~中略~ やがて 時はゆき過ぎ / 幾度目かの春の日 / あなたは眠る様に / 空へと旅立った」

「木蘭のつぼみが / 開くのを見るたびに / あふれだす涙は / 夢のあとさきに」

ということで、やっと「木蘭の涙」というタイトルの意味が明かされます。

そうそう最近も似たような曲がはやりましたね。一青窈(ひととよう)さんの「ハナミズキ」(2004年)。すでにフィリピンに赴任中だった私は、カラオケバーでフィリピン人の女の子に、この曲を教わりました。

この「ハナミズキ」もそのメロディーの美しさとうらはらな歌詞の内容に驚いた曲で、この「木蘭の涙」を連想せずにはいられませんでした。全然違うようだけど、心は通じているというか。一青窈さんいわく、やはりというか、2001年の9.11のアメリカの同時多発テロを意識して書いた歌詞だそうです。

話が唐突ですが、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが、「‘ビートルズはガキにはわからない’ということが、ようやく(大人になって)わかった」という趣旨の発言をもう10何年も前にされたのをなぜか覚えています。最近、確かにそうだよなあとよく思います。

本当に幼い頃に流行っていた曲でも、どこかで聞いたことのあるような‘昔’の曲でも、あらためてちょっと‘大人’になって聴くと、全く違った心象風景が広がる。そういう意味で、‘泣ける唄’は、同世代だけでなくそれ以降の世代にも‘再’発見されていく。それだからこそ時代を超えて聴き継がれていくのではないのでしょうか。

収録曲: ① 夜明けのリフ~midnight riff、② Stay My Blue-君が恋しくて-、③ 瞳の中の天国、④ Be My Lady、⑤ 追憶、⑥ 夢伝説、⑦ Endless Dream、⑧ 季節を越えて、⑨ 木蘭の涙、⑩ もう一度抱きしめて、⑪ コバルト色の午後、⑫ 君のすべてが悲しい、⑬ 上を向いて歩こう、⑭ 1%の物語

やっぱり選曲も並べ方もグッドです。結構、売れた曲が多いので、きっとどこかで聞いたことのある曲が多いのではないでしょうか。‘泣ける’度でいったら、⑤、⑦、⑫、⑬とか、しっとりした歌詞の曲がいいです^^?坂本九さんの⑬が何気に入っているのもおちゃめかなと。

わたしは、結構J-POPSが好きなのですが、‘言葉とメロディー’がなにかの‘ドラマ’を語りかける、日本語だからそれがある程度、具体的に想像できる。流行った当時の自分の記憶と何かがどこかでシンクロしているということもあるのでしょうが、(歌詞がよくわからないで聞きがちな)洋楽ポップスとは違った別の‘味’があるような気がします。

P.S.

ちなみに先輩の好きだったといわれた曲は、「Be My Lady」だったと思います。確か。きっと、この唄にまつわる素敵な?ドラマがあったことでしょう。たぶん^^?

あと、オフコースの記事の時も思ったんだけど、「ラブソング」って、やっぱりまじめに聴くとちょっと恥ずかしいというか、とても女の子の前で、正面きって言えないことを代弁してくれているんですよね。かなり‘感謝’しています^^? ← だから、男性アーティストのアルバムの紹介が多いわけだ。

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