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2007年6月10日 (日)

ベリーダンス・フェスティバル いってきました^^?

前回お知らせした件ですが、『第1回 フィリピン ベリーダンス フェスティバル』に行って帰ってきました。

興奮冷めやらぬうちに、2点のみ言及します。

1.犬も歩けば棒にあたる。 → 足元にこそ考えるヒントや宝があるのではないか?

実は、今回、大学の後輩が出演するということで紹介されてベリーダンスのショー(発表会)にいったのですが、人間、いろいろ(本人にとって)新しい経験をしないといけないと、今回もつくづく思いました。自分自身、犬年で、結構、脈略もなく気の向くままにいろいろ顔を突っ込んでいるほうですが、やはりなんにでも発見があります。

中近東については、自分なりに(大学でも)勉強もして、エジプトやドバイ、イランなどでも働いた経験があり、エジプトのカイロのナイルクルーズで、ベリーダンスショーをみたり、それなりに市井の生活も知っていると思っていたと思うのですが、それも表層的な経験や理解でなかったのではないかと改めて思い直しました。

つまり、学問的な世界では、市民の娯楽とか民衆芸術とかすなわち大衆文化の世界って、本当に軽く扱われていて例えば文学の研究者はいても、アラブ映画とかベリーダンスもしかり、学界ではほとんど研究対象としてまともに相手にされていないのです。

さはいいなん、実は、映画マニアとか舞踊家が研究しているとは思うのですが、そもそも世界が違うので学会誌では話題としても取り上げられません。

これは、日本でもしかりで、特に大衆芸能なんて、ジャーナリストか民俗学者が取り上げることがあっても、なにか解釈なり意味があって(を求めて)取り上げられるだけであって、純粋に、日本の祭りとか地方の唄や踊りを採集しているのは、本当に一部の好事家の趣味の世界にとどまっていると思います。私より10年ほど先輩で、京都大学の出身で香具師(俗にいう‘寅さん’)の世界を研究している女性がいましたが、たしか15年以上前にお会いしたときには、本当に資料も先生もいなくて困っているという話を聞いた覚えがあります。困っているというか、逆にフィールドワークで情報集めからやらなければならないので、パイオニアとして楽しんでいるようでしたが。ともかく、そんなものです。

話を戻すと、とにかく、ベリーダンスばかり4時間も集中的にみたのは初めてで、今回、エジプトだけでなくトルコとかさまざまなベリーダンスのバリエーションがあったと思うのですが、ベリーダンス自体のバリエーションもさることながら、音楽の起源(楽器や節回し、変調の仕方、リズムの刻み方)まで、いろいろ考えることがあり、本当に、「自分が何も知らない」ということをあらためて感じました。

2.日本の女性の方が、はるかに男性より優秀である。 → 地球の未来は女性の手の中にある。(お世辞でなくて、現実もこれからもそうなのでは)

これも今日に始まったことではありませんが(もうわたしが学生の頃から)、本当に女性パワーを見せ付けられました。つまり日本の女性は、勉強もできるし、世界について好奇心が旺盛で、大学生では、海外旅行に全然、行ったことがない人のほうが少ないのではないでしょうか。

つまり何がいいたいかというと、かたや男の子は何をしているのかということです。バイトや趣味もいいけど、大学→就職という既成概念にとらわれすぎていて、大学でも本当の意味でも冒険や遊びがない。絶対に、女子大生のほうが海外経験も豊か。今ではアメリカ。ヨーロッパだけではなくアジアや、もっと秘境なところにまで行っている。そこらかしこで、身近な雑貨や音楽、文化に触れていいなあというものは、どんどんおしゃれというか自分の生活の中にまで取り入れている。

必然的に世界でいろいろなものをみているので、東京でも平気でブランドものを着るのと同じ感覚でアジア雑貨のあやしげなシャツやスカートをはいていたりもする。つまり自分の感性が‘よい’というものについて余計なことを考えない。

こうしてみると、どう考えても男子学生よりも女子学生の方が、センスもいいし、本物や良いものにある確率が高くなっている。

しかしながら、就職活動になると日本社会の‘会社’は、それらの女性の豊かな感性や経験を正当に評価できないし、その気がそもそもない。結局、経済効率や(単純)労働‘力’としてしか人間を評価できない社会・会社の仕組みが依然と続いており、様々な側面で、特に社会制度が、制度疲労というか‘現実’社会と乖離してきていることを、まともに国会でもマスコミでも議論すらできていないのが現状です。

ちょっと議論が飛躍するようですが、日本以外の‘世界’を知っているという面でも、良いものや本物をみる目を日々養っている女性方が明らかに世界や社会を現実に見つめているのではないか。

もっといっちゃうと、明らかに日本や世界の未来は女性の手の中にあると思います。経済効率とは全く別の次元で、いろいろなことを考えないと本当に地球はあぶないと思う。

また同時に、これからの子供は、例えば中学か高校生の時に1年ぐらい海外、特に途上国に遊学にでもださないとダメではないのか。英語ができなければとか勉強が優等でなくてはという条件無しで。絶対に、普通の子供や逆に勉強が全然出来ないガキ大将や学校になじめないような子供が海外に行った方が、彼彼女自身が得るものも、相手に与えるものも、はるかに大きいと思う。

まあ、世界は日々変わっていますが、今後これから女性パワーをどうするのか、子供をどう‘世界’に向き合わせるのかについて、早急に手をうつ必要があると思います。

以前もいじめ問題について言及しましたが、本当に狭い日本で、いじめたりいじめられたり、お前ら、そんなくだらないことをぐじぐじやっている場合とちゃうで。いじめっ子もいじめられっ子も、もっともっと見るべきことや知るべきことがありますよ。ちょっと世界に目を向ければ。もっと他にやるべきことがあるのではありませんか。

日本国内だけを見ているのでは絶対にダメ、‘世界’の中の日本を考えないとダメだと思いますよ。特に、政治家やマスコミ含め‘有識者’といわれてる皆さん!

P.S.

最近、しばやん、日本の政治に言及することも多いのですが(つまり黙っていられない)、本気で「世界に通じる(若い)政治家」を育てようと思っています。今なら、友達価格(タダ)でアドバイザーしまっせ。先着、5名くらい。

「マニラで日本の政治を叫ぶ!」といったところですか。

ではでは^^?

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