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2007年6月 6日 (水)

トライオード ルミナス(Luminous) 1.0 DAコンバーター

このブログは、どのようなキーワードで検索されるのかわかるシステムになっているのですが、結構、トライオード社のHDCD&24Bit96kHz fs 対応DAコンバーター、Luminous 1.0という機器名で検索ヒットしている人が多いのに気がつきました。

実は、2000年発売、2005年に製造中止になっているのですでに中古でしか手に入らないのですが、これがまた結構楽しめるのですわ^^!ちょっとレヴューしてみます。

Pict7466 左が今のシステムです。上段左から、DAコンバーター Luminous 1.0 下の濃い緑色のCDPが、QUAD 77CD(単体利用可能のモデル)、上が、NEXT BOSE NB656というDVDマルチプレーヤー、右の黒い箱が、SONY Walkman Professional WM-D6C(カセットデッキですな。一応)、中段、左からPro AC Tablette 50(スピーカー)、アンプが、AURAのVA-100EV II です。

(散らかっていてすみません^^?いつ片付けれるかわからないのので、とりあえず思い立ったときに書きました)

Quad77cdbose_2

a> さて、上段のCDまわりですが、上の白いDVDプレーヤー、中国製の本当に安価なチャチなマルチDVDプレーヤー(日本円で10,000円未満)とても純オーディオとはいえないのですが、出力端子が充実していて、①5.1ch output、②Composite Video output、③Mixout Right/left output、④Degital Coaxial Audio output、⑤Dignital Optical output、⑥S-video、⑦Component Video outputに加えて⑧マイク端子があったりと、これが結構楽しめます。

つまり、このデジタルアウト(④、⑤)をLuminousにつないでいるのです。

Luminousには、合計4つのデジタルイン(RCA同軸ケーブル2つ、TOSリンク光コネクタ2つ)があり、アナログ出力がアンバランス(RCA)2系統(FETバッファおよび真空管バッファ)を備えており、アナログ出力をアンプの2つのセレクタにつなげるようになっています。つまりDAC本体で同軸と光コネクタを選択、そしてFETか真空管かは、例えばアンプのCDとAUX1につないで選択します。

私の場合、①同軸ケーブル→FETバッファに出力、②同軸ケーブル→真空管バッファに出力、③TOSリンク光コネクタ→FETバッファ、④TOSリンク光コネクタ→真空管バッファ、の4つのパターンを気分によってセレクトしています。

ちなみにデジタル入力のビットレートは16/20/24bit、サンプリングが、32k/44.1k/48k/88.2k/96kHz fs対応。高音質化機能としてHDCD(R)付という、マニアというか、もう大人のおもちゃ(ちょっと意味が違うか?)といった感じですね^^?

Luminous_blue Luminous_red

Luminous_orange Luminousgreen

イルミネーションのサンプルです。

あと、しょうもない機能のようでいておもしろいのが各々16階調のRGBイルミネーション(赤、緑、青のLTD付)。気分や曲(CD?)の感じによって好みにあわせて、単色だけではなく、2灯、3灯を点灯して合成色をだすことができるのです。

上の写真の赤も青も緑も、実は単色ではありません。微妙に混ぜています。

ちょっと部屋を薄暗くすると雰囲気がでて結構いい感じです。当時のオーディオ雑誌のレヴュー記事には、LTDの色によって音が若干変わると‘まじめ’に書いてありました。そんな気もしますが私にはよくわかりません^^?

さて私の場合、上記②か④の真空管バッファを主に使っています。同軸の方がカチッとした感じ、TOSリンク光コネクタの方が音がやわらかく、結構④のパターンが聴く場合が多いです。

あと、某○チャンネルでも散々けなされているのが真空管バッファの場合(②、④)、出だしの音、特にアタック音が欠けてしまうこと。パーツ(ダイオード)の問題もあり、後期型の方が若干改良されているそうですが(私の場合Ver.2.86) 、現実、私のものも最初の出だしの音が欠けます。これは、FETバッファの場合は欠けません。

しかしながらゼロにはなりませんがDAコンバーターからアンプへのRCAケーブルを交換することにより若干、音の欠けを少なくすることができます。(経験者は語る。)

まあ、どうしても構造(設計)上の問題だそうなので割り切って使えってことでしょうか^^?

音のインプレッションですが、さすがに真空管バッファは、まったりと太い音がでます。たぶん、トランスポートによっても当然変わるのですが、私の感じだとかなりハイスピード(まったり but ドンくさくない)でビビッドな音が楽しめます。一言でいいますと、なんか音が生き生きと聴こえるんですよね。特に生楽器とかボーカル(女性、男性)が色っぽい感じがでます。あと高音がスカッと抜けますね。

当然アンプ、スピーカーとの相性もありますが、実は正直いってQUAD 77CDより新鮮な音がします。安物のトランスポートでも、ちゃんと聴かしてしまうDAコンバーター、恐るべしといった感じです。

FETバッファ出力の方も、それほど真空管バッファ出力と違和感なく結構いい線いっていると思いますが、普通のCDプレーヤーと変わらないので、あえてこの機械をとおしてまでもという気がします。

これまたおまけ機能ですが、HDCD対応ということで対応したCDをプレイすると赤いランプがカチッとつくところ、ちゃんと機能しているぞという感じで、なんか非常にほほえましいです。

さあ、新品では既に購入できないのですが、このUFO野郎(といわれていた)の新品定価(150,000円→180,000円にアップ)を高いと考えるか安いと考えるのか?中古ではいくらになるのかわかりません。ちょっと思案のしどころですね。

ただ、文句なしに楽しめます^^?(音がちょっと欠けるのが玉にキズですが)

ではでは^^?

最近、こんな記事を見つけました。ご参考まで。(自分もだけどちょっと持ち上げすぎのような気もします^^?)

http://homerc.net/avq-log/log2/465.shtml

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