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2007年7月22日 (日)

最近、暇なのかなあ?

別に暇というわけでもないのだが、最近、よく本が読めるようになった。またHP、特に開発学に関するブログの記事をいろいろ書いている。

最近思うこと。やっぱりインプットがあってのアウトプットなのだなということ。先週の日曜日もマニラのマリキナ川フェリーに乗って、川からマカティの町並みをみたり、マラカニヤン宮殿をみたり、別の日であるがフォート・ボニファシオという町に仕事で行った際に、アメリカ人墓地に立ち寄ってみたり、いろいろ見たり聞いたりすること自体が、自分の創作意欲につながっている。(創作というほどのものではないが)

自分をいずれかの場所に置くことによって、新しいことや、今まで考えもしなかったことに気が付く。そんな、新しいことや知らなかったことを‘発見する’。これが、フィールドワークの楽しみの一つであろう。

よくいわれていることだが、わかったことや吸収したことを‘言葉’で書き表すことによって記憶にも定着し、自分の‘もの’となって定着する。

そうそう、何か書いたり表現しようとするためには、なんらかの‘感動’が必要である。その‘感動’は、座っているだけで得られるものではない。

やはり、自分が動くことによって、何かに出会う機会も増える。「犬も歩けば」といわれるゆえんでもある。(そもそも戌年生まれだし)

まあ、日本でもどこでも‘感動’はあるわけだが、海外は、やっぱり明らかに日本と違うところ、逆に違うと思ったら似ているところがあったりしてそれもまたおもしろい。楽しんでこそ人生。まあいろいろありますが、この職業(開発コンサルタント)、自分では楽しんでいます^^。

おまけ) 宮本常一さんの言葉:

おまけとして、頭に浮かんだ常一さんの言葉にふれておきます。

1.「歩くこと、本を読むことを忘れなければ、テーマは徐々に広げてもよい」 : 

常一さんが晩年、弟子たちに言った言葉として(神崎宣武「食とうつわの民俗学」『民俗学がわかる』 55頁 AERAMook 1997

2.「まだ異民族と私たちの文化との差や習俗の差に焦点をおいて調査する人も多いが、実はそこでお互いの生活の中から共通項目を見出していくことを、最後の願いとしなければならないのではなかろうか。そしてその上で何が異質なものを生んだかをさぐりあて、そのことの理解の上に、正しい相互理解と連帯感をうちたてていかなければならないのではないかと思っている。」:

民族学、文化人類学へと視野を広げることに努力してきたことに関して言及。 (宮本常一 『民俗学の旅』 207頁 講談社学術文庫 1993

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