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2008年4月 1日 (火)

For your Smile しばやん@エジプト

もう10年近く前になりますが、エジプトのシナイ半島で仕事をしていました。その時に、ベースにしていたイスマイリア市のまちかどのスナップです^^?

Children_at_ismailia Children at Ismairia in Egypt

1999年2月12日 撮影

Olympas μ panorama

35mm F3.5

一口コメント:

しばやんは、今日で、38歳となりました。思えばいろいろなところに、‘仕事’でいかせていただき、多くの先輩、上司、同僚、他者の仲間と同様に、現地の人からさまざまなことを教えていただきました。

時には、大成功ではありませんが、うまくことが運んでちょっと自分をほめてみたくなったり、でもたぶん6割以上は、仕事がうまくいかなかったりつらいことや悲しいこともありました。

でも、そんなへこんだときには、人の喜ぶ顔をみることによって、人のささやかな微笑みに、なんどとなく励まされて、もう一度立ち上がる力を与えてもらった気がします。

原点を考えるのに、やはり人が楽しくて喜んでもらってなんぼだと思うのです。

For your Smile. いまどき、「世のため人のため」なんて、理想主義の青臭いものと思われがちです。当然、自分なりの自己満足や名誉や何らかのベネフィットのため、つまり‘自分のため’に日々生きていることは否定できません。

でも、自分も喜べば、周りの仲間も喜んでもらえるような生き方がしてみたいものだと思います。

そうそう、この仕事ではチーム自体が行きづまってしまったことがありました。そのときに、直属の上司が、わざわざ別の仕事でエチオピアにいっていたところを、急遽、エジプトに立ち寄ってもらって、問題解決の道筋をつけていただきました。そのときの言葉、「どんなときでもちんちんしてちゃいかん。いくら(感情的に)怒れることがあっても、‘クールに熱く’いかんといかん。」

「クール」に「熱く」って、いったいどっちやねん^^?

どうも、もう少し噛み砕くと、頭は‘クール’にハートは‘熱く’ということみたいです。

ともあれ、‘熱い思い’といいますか、ハートの熱さだけで突っ走ってきたような観がありますが、いい加減、クールさというか聡明さが求められる世代になりつつあります。

そういえば、最近、‘もっとしなやなかに’生きないといけないと互いに仲間と話したことを思い出しました。その人もストレートすぎる不器用な人なのです。

なんだ、俺はすでに9年も前に、一番身近にいた‘上司’その人から直接たしなめられていたじゃん^^? この9年間、何をやっていたのだろうと思うと同時に、でも自分が‘わかって’その気にならない限り、どうしようもないのだということを感じました。

今年のキーワードは、「クール」です。もう情熱は有り余るほどもっているので、いかにそれをうまくプレゼンテーションするのか、もう少しやり方を考えてみよう。

そんなことを考えています。

ではでは^^?

P.S.

まあ自分が他人をみても、‘熱すぎる人’って、なんとなく‘危ない人’に見えるし、そもそもアッチッチて感じで、ちょっと絡みたくもないし近づきたくもないなと思っていることを思い出しました。自分だって、そんな人からは‘引いて’いるじゃん^^?

それなりに波長があえばよいのですが、両者に極端に温度差がある場合、「クール」vs「ホット」って大体、そもそも融和まで時間と手間がかかる。もし自分が、「クール」と「ホット」の間の常態にあれば、どちらにでも半分の努力であわせることができる。

と考えると、やはり私には「クールさ」が必要だということが改めてわかりました^^?

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コメント

え~! しばやんってそんなに若かったの? エイプリル・フールじゃないですよね! いやあ、自分が歳を取ったってことを改めて痛感させられます。(^^;

実はアラブ世界はまったく知りません。 アフリカにいるとレバノン人のパン屋さんとかいますし、ドバイはよく通りますけれど、それだけなんです。

いま中部国際空港のラウンジで、これからドバイ経由エチオピアに向かいます。 エチオピアは初めてですが、少しでもアラブ世界にお近づきになれるでしょうか。

axbxcxさん、こんにちは^^?

私は、若者代表のような気分でいたのですが、もうこんな年ですし、若いといえども、それなりの歳を重ねてきたのでした^^?

小中高くらいのころは、若白髪だったので歳より年長にみられていたのですが、この10年くらいは、初対面の皆様に若く見られて喜んでよいのやら痛し痒しです^^?

飲みにいってバーの女の子に、28歳といわれると喜んでいいのやらなんやらで、30歳後半というと、なんで結婚していないのと突っ込まれるし、なんとなくそろそろ年貢の納め時のような気もしています。

axbxcxさんは、逆にもっと年寄りにとっていただいていたのですね。偉そうなことを言っていますが、まだまだ全然若者です。気持ちも見かけも^^?

さすがに、歳相応な生き方をしようと、この記事を書きました。でも気持ちは、Forever Youngです^^?

エチオピアの件、一言でいうとプレスタージョンの国で、海岸線はイスラームが入っていますが、内陸は基本的にキリスト教の国だと私は思っています。非常におもしろいところだと思いますので、ぜひ楽しんできてくださいね。ご報告をお待ちしています^^?

プレスタージョンとは、西欧にとって、伝説のキリスト教のセイント(聖徒)で、実はイスラエルの地で発生したキリスト教徒は北に西にローマを目指すのと同時に、南へ東と伝播し、エチオピアは初期のキリスト教徒の拠点でした。エジプトのコプト教会、アルメリア教会などとともに、エチオピアの教会は、4,5世紀に、異教とされてしまいますが、ところがどっこい本当の原始キリスト教が生活のかしこで生き残っています。(今日のエチオピア人の全員がキリスト教徒であるという訳ではありませんが。)

しばやんも、エリトリアで1997年から1年半くらい働きましたが、エリトリア・エチオピアは、アフリカであってアフリカでないというか、東アフリカであってもすぐ南のケニアやタンザニアとは、全く違った、かなり変なところだと思っています。

ちょっと歴史とか勉強されていくと、いろいろ見えるものが違ってくると思います^^?

しばやん、さっそくどうも。 モスレムに限らず、アラブの影響という意味で書いていました。 ユダヤ教はもちろん、そこから派生したキリスト教もモスレムも私は基本的には中東の文脈(あるいは一神教の文脈)で捉えています。 バングラデシュで仕事をしたときに、モスレムの人が旧約聖書をよくご存知なのに驚いたことがあります。

こちら来る前に「エチオピアを知るための50章」と友人に勧められた「アフリカでケチを考えた―エチオピア・コンソの人びとと暮らし」などを読んで来ましたから、エチオピアの歴史の流れも少しはわかりました。 そうそう、去年岩波ホールで観た「約束の旅路」も勉強になりました。 イスラエルがいまの場所ではなく、エチオピアやケニアにできていたらどうなっていたかなどということも考えてしまいました。

パウロが世界宗教にしなかったらキリスト教がどうなっていたかということも興味深いですね。 個人的には「異なるものを排除」するようなことだけはしたくないと思っています。 教会には行きませんが、洗礼名はトマス・モアでした。

しばやんさん、4月1日が誕生日だったんですね!
★☆★☆おめでとうございます☆★☆★
お祝いの言葉が半月も遅れてしまいましたが…。
もっと、こまめにチェックしてればよかった!


マニラウォークのときに単行本を一冊読み終えたということですが、本好きなんですね!
来月マニラに行くときによかったら、お土産になんでも持っていきますよ~。なんてったって本屋ですから。笑
もちろん本以外で、リクエストがあればどうぞ!

かなさん

こんにちは。

どうもどうもです。本屋さんだと、やっぱり割引がきくのかなあ^^?

お荷物にならない程度で何かお願いするかもしれません。そのときはよろしくお願いします。

ではでは^^?

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