海洋民俗学ことはじめ 『海への憧れ』
という記事を、「ブログ版 歩く仲間」に掲載しています。実は、ミクシイで『海洋民俗学~海からみる世界』というコミュニティを立ち上げました。
ちょっとさわりの部分だけ紹介しましょう。
詳しくは、こちらへ^^?
http://arukunakama.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-38de.html
~中略~
とりあえず過去記事ですが、HP 歩く仲間に書いた記事のアーカイブから一篇をご紹介します。
全文はこちら: http://homepage1.nifty.com/arukunakama/n00023.htm
2004年9月2日
海への憧れ-海は隔てるものではなく、つなげるものである。
<アジア島嶼部研究のダイナミズム>
フォト:フィリピン・ボラカイ島
その1 海から陸地を見てみると
もう10年以上も前に、たしか大学時代の何かの寄稿として既に書いた覚えがあるのだが、残念ながら原稿をなくしてしまったので、思い起こす限りで以下に再現してみる。
「海には道がない。今まで、海は人を隔てるものだと考えてきたが、家島彦一先生のインド洋世界のダウ船についての講義(注)の中で「海は人を隔てるものではなく、つなげるものである。」という話を聴いたことと、実際にヨット部活動を行う中で、本当はどうなのだろうかという疑問が湧いてきた。
ヨット部では、ディンギーという二人のりの全長5メートルかそこらの小さなヨットでレース競技の練習をしていた。板一枚下は海という状況でセーリングをしながら海から陸地をみてみると、そうだ確かに、海には陸上の道路みたいな構造物としての道はないかもしれないけど、ちゃんとそれぞれの大きさの船が通る道やルールがあるではないか。
しかも港へは原則、海からしかアクセスできないということに気が付いたとき、先の家島先生の言葉が胸にすとんと落ちた気がした。港は陸の道からしてみれば終点なのかも知れないが、海の道ではスタート地点(始点)なのだ。広大な海の向こうには、まだまだ未知の世界が待っている。世界の国々は海というものを隔ててつながっているのだ。」
確か、ヨット部の部報への投稿であったと思うが、海から陸をみたときに感じた既存の道に縛られない自由さ、陸地にしか道がないと思っていたら、実は、海にも道があることを知った時の感動と、そのような海の道について、丹念に掘り起こして研究をしている人がいることは、その後も、ずっと頭の片隅にへばりついていた。
~以下略~
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