フィンガー5 『個人授業』(Finger 5 First Album)あるいは‘和製ジャクソン5’のこと
ちょっとタイトルからしてわかりにくいかもしれませんが、今回、紹介するのは下記のアルバムです^^?
フィンガー5 『個人授業』(Finger 5 First Album)
日本フォノグラム PHCL-8057 CD選書 1994年11月
(LP発売日 1973年)
お薦め度: ★★★★☆
泣ける度: ★★★★☆
アルバムとしての完成度:★★★★☆
そもそも1973年発売のこの曲というかアルバムを、1970年生まれの私が知るわけもないと思いきや、実はひょんなきっかけで、1980年頃にはLPを手に入れていました^^?
というのは、小学生の頃、剣道を少し近所の道場に通って習っていたことがあるのですが、たしか小学5年生の時の、クリスマス会もしくは新年会のときに、プレゼント交換があってじゃんけんか何かで買った人からほしいプレゼントをもらえるということがありました。確かクリスマス会だったと思います。その時、なぜか1番目か2番目かで勝って、まだ山とある(たしか当時20~30名ほど子供が剣道を習いにきていた)プレゼントの‘宝の山’から私が選んだのが、なぜかだかわからないけど、このアルバム(当然LP)とアリスの「今はもう誰も」のドーナツ盤。そのとき弟は、プラスティックの雪ゾリをもらっていましたね。確か。もっとも1月にスキーに団体でいったときに早速持って行ったら大人が乗ったかなにかで手すりのところがいきなり割れて、一回使っただけでお釈迦になっていましたが・・・。
本当に、なんで‘こんな’(変な)プレゼントを、山とある中から‘わざわざ’選んだのか今でもさっぱりわからない。
さはいいなん、選んだ経緯はともかく、このアルバムは実は想像以上というか見かけ?以上にめちゃくちゃよかったです^^?
1.ハレルヤ・デイ*、2.帰ってほしいの*、3.小さな経験*、4.愛はどこへ*、5.オキナワヘ帰ろう*、6.涙の天使
B面:
1.個人授業、2.恋の研究、3.バラの少女、4.気になる女の子、5.ベンのテーマ*、6.歓びの世界⋆
*ジャクソン5のカバー、⋆スリードッグナイトのカバー
(詳しくは曲目リストを参照。でもこのリストをみてもジャクソン5の曲かどうかはわかりません。)
もうわかる人はわかると思いますが、この沖縄出身のキッズバンド、実の兄妹(末娘の妙ちゃんが最年少で参加しているので、男の子4人と女の子1人、上から、一夫、光男、正男、晃、妙子)5名の‘和製ジャクソン5’は実に、デビューアルバムの12曲のうち、上に*をつけた6曲が、ジャクソン5のヒット曲、もう1曲もまたアメリカンポップスのヒット曲。
正直言って、たしか中学生かなんかでラジオで、初めてジャクソンファイブのたとえば確か「アル・ウィル・ビー・ゼア」か何かを聞いたときに、「これってフィンガーファイブのパクリやん」とマジで思いました^^?
つまり、このフィンガー5のカバーは、楽曲からアレンジ、しかも日本語の訳詞まで本当に完璧なコピーで、歌詞が日本語だったので非常に当時小学生であった私にもわかりやすかった^^?
実は、これらの曲は、フィンガー5で聴いたほうが私的にはしっくりとくるのです。
その後、中学生とか高校生でジャクソン5の曲もいくらか聴きましたが、やっぱりマイケル・ジャクソンのジャクソン5時代の代表曲は、上記にあるようなものではないかなあと思っています。
ということで、私のジャクソン5初体験は、なぜだかフィンガー5から始まったのでした^^?
ではでは^^?
P.S.
おまけ。フィリピン駐在時にようやくというかやっとジャクソン5のアルバムを購入しました。
UNIVERSAL MOTOWN 06024988052
2005
お薦め度: ★★★☆☆
泣ける度: ★★★☆☆
アルバムとしての完成度: ★★☆☆☆
結論からいうと2枚組みというのが泣きどころでたぶん完璧にヒット曲を網羅しているとは思うのですが、アルバムとして聴きにくいです。正直言って。
たぶん、日本ではこのアルバムは手に入らないと思いますので、素直に今、何種類かリリース(リバイバル)されている1枚組みのベストを買ったほうがよいと思います。
収録曲は、以下のとおり。
このCD2枚組みには当然、フィンガー5のカバーの元曲がちゃんと入っています。でも較べると、J5よりF5のほうがいいなあという曲もあって、非常に微妙な感じです。
機会があったらぜひ、オリジナルの本家(J5)と和製(F5)を聴き較べてみてください。
ではでは^^?
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