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2011年8月 6日 (土)

せめて60億分の一の責任をとろう!<原爆投下66年目の日に思うこと>

という記事をfacebookとブログ版 歩く仲間に書きました。結構、ヘビーな内容なので、こちらのブログにはそぐわないのですが、ちょっとさわりだけでも^^!

初出: 全文は、こちらを参照ください。 facebook & ブログ版 歩く仲間

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-1b6f.html

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と、先ほど終わったNHKの原爆の特番を見て思いました。

今日は、66年目の広島原爆投下の日です。NHKでは、こんな内容の特集番組をやっていました。私も最後の半分ぐらいをみただけですが、こんな事実が65年ぶりに判明したそうです。

軍部は、広島に原爆を投下に来たB-29について、米軍が特殊な暗号通信を送っていたこと、8月6日の原爆投下前にも、特殊な記号が使われたことがわかったこと、広島の被害からその特殊爆弾が、原爆だとほぼ軍部は掌握していたこと、しかるに国会答弁なのでは原爆であることを一切隠して認めなかったこと。

軍部は、3日後に原爆をつんだ米軍機が長崎に向かっていることを約5時間前に知っていながら、つまり広島のときと全く同じ特殊な記号の暗号通信を5時間前に解読して上層部に伝えていたのにも関わらず、長崎に避難命令も、さらには長崎からわずか10kmの海軍飛行基地に対して迫りくるB-29の迫撃命令を出さなかったこと。

その後、ポツダム宣言の受諾の方針が決まったらすぐに諜報本部の書類を全て焼き捨てることを命じたこと。

実際の当事者の何人かがインタヴューに応じていましたが、結局、自分達の陸軍の幹部がいたこと証言する人。暗号を解読したり、戦闘機乗りで当時、飛行場でスタンバイしていたパイロットの人など、本当に末端でまじめに職務というか任務を全うして働いていたスタッフにとってみれば、上層部の判断と(無)行動はあまりにやるせない。 自分達の努力が一部の人たちの手の中で握りつぶられてしまったという現実を65年後に、知らされた彼らの顔には、その無念さがありありと見て取れました。

(中略)

ともあれ、この太平洋戦争が明らかにしたことは、軍隊に任せておいたら日本はつぶされる、つまりあまりにくだらないプライドや自身の保身(戦争責任者として裁かれる)のために、普通の人が平気で切り捨てられ、さらには‘人柱’にされる。

これが、軍隊と兵士の‘論理’であるということ。当然、そうでない、筋を通して自分の‘責任’に見合った言動をした指導者や知識人たちがいることを否定するつもりはありませんが、残念ながら、自分の保身に走ってしまったそうでない人たちの方が結局は多かったのじゃないかと思うし、仮に下のものが正しいことをしようとしても上のものに握りつぶされたり、非国民とか言われて実際に殺されてしまったんじゃないかとも思います。ともかく結果として軍部の証拠隠滅が図られたことは‘事実’であるということ。これは否定できません。

私は、これからの世の中、限られた人に‘自分’の命を預けるという、この20世紀の馬鹿げた言動を、絶対に繰り返したくないと思います。特に武力を持った軍人は絶対に信用したくありません。

最近、ダグラススミス氏の「非常識な」憲法? 『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』平凡社ライブラリー(2004)を読んでいるのですが、それによると、国が合法的に‘人殺し’を認めた20世紀が人類の歴史のなかで一番、戦闘行為でなくなった人が多いそうです。そして軍隊や警察は、自国民を守るのではなく、自国民を弾圧して殺傷するケースのほうが他国の人たち(軍人、民間人)を殺害するよりも多いそうです。彼が引用しているランメルという研究者の数字では、国家が殺人した約2億人のうち、約1億3千万人が自国民を殺している。国家による「正当」な戦死は3千4百万人に対して、民間人で殺されたのは1億7千万人。軍人より民間人の被害が5倍。

こんな馬鹿な話しが現実に、この20世紀には起こされてきたということです。結局、割を食うのは普通の‘民間人’じゃないですか。ただ私の推測では、その‘民間人’の中の一定数は、兵士の教育を受けた人で‘軍人’の資格はあったとしても、ようはオン・デューティではなかったので‘民間人’としてカウントされたんだろうと思います。

ともあれ、これほど原爆やら細菌兵器やらロボット兵器やらさまざまな兵器がある21世紀では、完全武装で殺人の訓練を受けた職業軍人が死ぬことは‘ほとんど’なく、普通の‘市民’がいとも簡単に殺されていくのでしょう。

アメリカは‘掃討作戦’なんて言っていますが、ゲリラやテロリストを標的にしているといいつつも、現実にはそのまわりの普通の人も巻き込んだジェノサイド(全殺戮)以外のないものでもないのです。

さて、国も政府も、(自分達を守るべき)軍隊も警察も信ずるに足りないとしたら、もうやることはわかりますよね。

自分の身は自分で守るということです。軍隊も警察も結局は上位が絶対という‘縦’の組織であるとしたら、上が一旦、間違えば、彼ら(軍人、警察)に間違った命令を覆す権限も拒否権すらもありません。

いかに軍隊や警察力に頼った組織が内部的には弱いものであるかということです。間違った人がトップになれば、組織の成り立ち上、それにしたがわなくてはならないのですから。

とにかく、(他)人に自分の運命や命を任せることを止めて、せめて自分の分だけは、つまり今の世界の‘60億分の一’の人としての責任は自分で取るようにしましょう。

(中略)

私が言うまでもなく、男も女も子供も老人も所詮は、弱い‘人間’でしかないでしょう。

まず自分の‘命’を守ることを、この65億の人たちが、本当に一生懸命に考えて、‘弱いもの’どおし助け合えば、‘力’を持つとされる‘強い’人(たち)に勝てるかも知れない。

とにかく、死の商人と裏で手を結んでいるような某国の責任ある立場のもの(父子)が、‘平’の人たちから‘政治家’という力のある立場から、引き摺り降ろされないのかが、私には正直、不思議でならない。やっぱり死の商人って儲かるのかなあとか、よっぽどの利権なのだろうなとかんぐってしまいます。でも実は普通の民間会社が、兵器の個々の構成部品を作っているという現実があるのも事実なのですが^^?

ともあれ、21世紀の僕たちには‘英雄’や‘ヒーロー’はいらない。

自分が自分のために自分の‘ヒーロー’であること。

そんな生き方がかっこよくなってくるんじゃないかなあと思う。

(後略)

なんてことを、なにげに考えてしまいました。

ではでは^^?

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