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2012年12月31日 (月)

あり続けること・・・すでに伝説の予感"SEIKO Ballad" 参戦記^^? 松田聖子病(その5)

この連載を書き始めるのにあたって最初に思いついたタイトルがこちらです。

あり続けること・・・松田聖子さん”Seiko Ballad”で禊ぎをしてきました^^?」

なぜ、いきなり‘禊ぎ’なのか全く自分でも意識せずに書き始めてしまったのですが、そもそも、‘禊ぎ’という言葉自体が適切なものかどうか、ちょっと考えてみると大いに疑問で、意味あいからしたらもしかしたら‘厄払い’といったほうがいいのかなとも思えるのですが、それもまた大げさな話で^^?

なぜ、‘禊ぎ’という言葉を私が無意識に思い浮かべてしまったのか、後からこじつけまくりの無理を承知で言わせていただければたぶんこんなことだと思います。
Wikipediaより以下、引用。

「禊(みそぎ)とは、神道用語で2つの意味がある。
  1. 神道で自分自身の身に穢れのある時や重大な神事などに従う前、又は最中に、自分自身の身を氷水、で洗い清めること。類似した水垢離(みずごり)と呼ばれるものがある。
    用例は万葉集より「君により言の繁きを 故郷の明日香の河に禊しにゆく」 (巻4-626)
  2. 禊祓(みそぎはらえ)の略。俳句短歌などでは、夏の季語に用いられる。」
上記で引用終わり。

まあ上記2の意味は関係ないにして、1の「自分自身の身を○○で洗い清めること。」この○○に入る‘モノ’が問題です。
本当にこじつけなのですが、この○○に、「松田聖子さんのパフォーマンス」と入れたい。まあ「天使の声」とか言ってもいいのですが、いきなりそこにいくには飛躍がありすぎますので、以下に刻ませていただきます^^?

さて、今回は、しばやんの生まれて初めて半年未満でビビビと来てしまった若葉マーク以前(教習課程にも入っていないのでは^^?)のぼっと出のにわかファンの松田聖子さんのコンサート参戦記です。

今までの経緯は、過去のブログを見ていただくとして、12月8日に思い立ったように、しかもたまたまチケットがインターネット予約できてしまったが為に急遽、仕事納め(12月28日)翌日の29日と30日(当日帰れないため)に千葉(東京)に行くことにしたのですが、実は、こうなる予感はすでにありました。

「聖子(動画)巡礼」の旅の過程でであった二人の偉大な(出戻り)聖子ファンのブロガーの先達のもう手取り足取りの懇切丁寧なお導きがあって、9月からのにわか勉強で、かなり聖子検定(ってあるのか^?)に挑めるような実力をめきめきと身につけたしばやんは、1980年代から今までの聖子姫(←いつのまにやら)の足跡を、まだまだ抜けだらけにせよ、なんとなくトレースすることができました。

もうネタばれなので、この場で二人のご師匠さん(勝手に呼ばせていただいています)をご紹介しましょう。順不同です。



実はこのお二方のみならず、このサイトに日本全国津々浦々から集いし熱血聖子ファンのお兄様、お姉さま方さらには若いファンの方々の書き込みやブログ、さらには動画アップ主の皆様方の激しくもあたたかいやり取りの中から、非常に多くのことを学ばせていただきました。これらの方々に感謝してもしきれないのですが、とりあえず話を先に進ませていただくと、つまり、松田聖子さんは、「数ある(キャリア上の)ピーク」があり、すでに「伝説」となっている数々の究極のパフォーマンスがあるということ、しかもこれらのサイトに集いし人たちは、その伝説の現場に立ち会ったいわば‘歴史の証人’となられた人が少なからずいらっしゃるという事実が自分には、同時代に生きる者として、なにかどうしようもなくうらやましくてたまらない感じがもう一杯の飽和状態になっていたところに、お気に入りのアルバムの『LOVE BALLAD』と同じようなタイトルの"Ballad"コンサートでしょ。もう参戦するしかないでしょう。

だって、本当にうらやましいじゃないですか^^?自分が好きなタイトルのコンサートが‘生’でみれるんですよ。もしかしたら、伝説になるかもしれない一期一会のチャンスじゃあありませんか^^?

こんな話を聞いたことがありませんか。
「(野球選手の)イチローや松井は、絶対に教科書や歴史に残るので、その試合をみたことは歴史に立ち会ったことになる。」実は、イチローや松井に限らず、世の中に起こっている全ての事象にこのことは当てはまると思うのです。別に自分が歴史の主人公ではなくても、そのシーン(場面)の片隅に存在して、歴史の主人公と同じ空気を吸って時間を共有している、そんな場面は当然、人生の中でも一度か、いや一度も無い人のほうが多いでしょうか、もしかしたら一度ぐらいはニアミスしているかもしれない。今回、そんな考えが頭によぎったんです^^?

あと自分の後押しをしたのは、そうあの悲しいマイケル・ジャクソンさんのラストコンサート「This is it」のことが頭をよぎらなかったといえばうそになります。
聖子さんも今年すでに50歳、自分も含め何があるのかわかりません。(←どれだけそれがないことを祈ったとしても)

マイケル・ジャクソンさんについては、以前も書いているし、この絡みについては別途,後日とりあげたいと思っていますが、正直そんな覚悟をしてチケット購入のポチを押しました。お金じゃないんだ!と。

で、肝心のライブ・コンサートの中身は!

いや、もう勢いで言っちゃえ! (聖子道の)道場見学に来たばかりで、入門すらしていなくて、胴衣も‘白帯’も何ももらっていない新参者の私なのですが、2012年12月29日の夜の部、松田聖子さんの"SEIKO Ballad"のC公演は、後で振り返られる‘伝説’のパフォーマンスの一つになりうる可能性が非常に高いと、私は、‘本気’で思っています。

詳しくは、ブログの中で旗を振ってC公演に参戦されたメガネおやじさんが、新年にも熱いレポートをしてくれるとのことので、新参者の私はあまり立ち入ったことは、今の時点では書けません(敬意を表してあえて書きません)が、とにかく、もう凄いというかすさまじいライブでした。

実は私、Fブロック23列4番というすり鉢の左上の最後列からひとつ前の、DVD撮影用のカメラの前横の席で本当に端っこだったのですが、メガネおやじさんが座っているあたりを、最初からずっとガンミしていましたよ。だって、聖子さんをみようとすれば当然、円形舞台の最前列のお客さんが目に入るのは当然じゃないですか。もちろん、‘あのこと’も‘このこと’も上からじっくりとしっかりと観ていましたよ^^?細かいところはさすがに全然、わかりませんでしたが・・・。

まあ、‘あのこと’、‘このこと’は、直接メガネおやじさんに後日、語っていただくとして、私の公演の全体を通じての感想は、なんと「言葉になりませんでした^^?」

ふざけているのではないんです。これは本当にマジの話で、コンサートの終わりに提出したアンケートにはっきりとこう書いています。

「最高でした。言葉になりません。 ・・・以下略」

ちょっとというか、ネタばれ(ってすでにセットリストがファンによって多くのブログで公表されているのですが)になるのですが、‘以下略’のところは今の時点で補足させていただきます。

最高でした。言葉になりません。赤い靴のバレリーナとSTARが聴けて本当に良かったです。」

なんと、一番(今の時点で)お気に入りの、先に紹介した「松田聖子 『LOVE BALLADE』 1986年11月21日発売 CBS SONY 32DH545 」 の全12曲中の6曲(インストメンタル1曲を含む)、つまり5曲の生演奏と生歌が聴けて狂喜しないわけがないでしょう、まじで^^?(STARは入っていません。念のため)。打率50パーセント、もう驚異の確率ですよ。あのイチローだってひっくり返っても到達できない数字。これは奇跡だ~^^?

実はまあ、なんとなく私にはわかっていましたが(←って調子に乗るな^^?)というのは、コンサートのタイトルが、そもそも「Ballad」でしょ。『LOVE BALLAD』とほぼ同じでしょ、そして本当のネタばれなのですが12月28日のA公演に参加した人のセットリストを事前にウェブで見ていたからです。え~!これもこれも初日にやったの~! 当然、翌日のB,C公演もやるよね!とは思っていたのですが、そのセットリストには順不同って書いてあったし(これは配慮だったのかもしれませんね)、まさかのまさかのこんな展開であったとは^^?

少し長くなってしまいますが、しかもさわりだけですが、メガネおやじさんのレポートを待たずに、ここでコンサートの流れをちょっとだけ紹介してしまいましょう。(師匠、お許しを!)

収容人数2000人程度の円形のステージ、後方に幅広のステージがあるのですが、その前にぽっかりと円形舞台が張り出しています。その円形舞台を囲んですり鉢状に観客席が取り囲んでいます。とても密度が高いというか中央の円形舞台から観客席の隅々まで影にかくれることなく見渡せるという出演者にとっても非常にうれしいながらも緊張するいい意味でのシビアな会場。

C公演は18:00開演予定が、10分ほど遅れて幕があくと、さらに幕があり星空のスライドと徐々に姿を現した地球の姿。照明が暗くなってしーんと静まり返った会場にあのイントロが(スライドを映してある幕の)裏側から聞こえてきます。

円形舞台にぽっかりと開いた穴からせり上がってきた純白のドレスの聖子さん、いやお姿が見える前から、あの歌声が聞こえてきました。

もうイントロだけで心をもっていかれているのに、女神、いや歌姫(ディーバって言うんでしょうか、ちょっと格好よくいうと)が、やさしく語りかけるように、しかもおごそかにピンと張り詰めた声が頭にスコーンと響いてきました。聖子さん、斉唱しながらの登場です。

鳥肌が立つどころかぞぞけがするというか、さすがに正座や直立不動こそしませんでしたが、背筋をしっかりと伸ばしていきなり耳がダンボの傾聴モード。

「夜明けのこない夜は無いさ ・・・」

この「おぉ~~」という会場のどよめき、本当にこのつかみで涙が出てきてしまいましたよ、この感動をどう言葉にしてよいのか本当にわかりません。いきなり一発目から‘やっちゃったよ’というか、もう心を鷲掴みというか最初の曲からいきなり昇天してしまいそうでしたよ^^?

くどくどしい今までの前フリの意味がわかる人にはわかると思うのですが、本連載の一回目で触れた松田聖子さんとのファーストインパクトのきっかけとなった「瑠璃色の地球」がいきなり本人歌唱(カラオケテープか^^?)で始まっちゃったわけですから、もう卒倒もんですよ。

あとあえてこの場で言っておきますが、過去記事で触れたヘイリーさんの英語バージョンも素晴らしい出来なんですよ。本当に!

この曲(「瑠璃色の地球」)の収録された『SUPREME(スプリーム)』自体が、クリスタルボイスでめちゃくちゃいい声で実にすばらしいアルバムなのですが、私が言ってよいのかわかりませんが、自分の耳ではこれは大文字で声を大にして言いたいのですが「いきなりCD越えのシルキーボイス」でした。

最近のライブパフォーマンス(例えば、さやかちゃんとデュエットした昨年のカウントダウンコンサート)の画像で見ていた「ねばっこい」歌声ではなくて、ほぼオリジナルのCDの歌い方のまま、それをそのままグレードアップした声で歌ってくれたわけです、はい。


このときに、まず私が思ったこと。

「25年前(1986年)の歌を、それ以上のうまさで、まさに目の前で聖子さんは歌っている。過去、1980年代の神がかりのパフォーマンスは、この2ヶ月でさんざん(ニコ動などで)見まくってきて、自分の中で1980年代の松田聖子像が大きく塗り替えられ、まさに‘再’評価が固まりつつあるのだが、過去だけではなく‘今、現在’の彼女も凄いというか、いや若さを差し引けば今のほうが若さピチピチで天賦の才能を爆発させた80年代初期より、今のほうが凄すぎる。」

↑いや、この文章は二日後の今の時点でかなり書き込んでいますので、「言葉にならなかった」公演の翌日、12月30日の朝に朝食を取りながら書きなぐったメモを再現しましょう。

「星空
瑠璃色の地球 鳥肌 いきなりCD越え すこーんと抜ける声 
時間旅行 パリ スライド

MC (聖子さん)もう昔の本当に懐かしいユートピアというアルバムの中の曲です。
セイシェルの夕陽 夕陽のスライド

昔はすごかった 今のほうがすごい
本当にすごいところは、いつもすごかったということ

30年前の曲を同じキーでCDよりうまくうたう

日々の精進
神、奇跡
神というのは簡単
DVD 伝説のライブ XQと同等
歴史の証人
・・・以下略」

まあ、こんな落書きをだらだらと読んだいただいているみなさんには、読みにくいこと極まりないので、この回はとりあえず切り上げて、次回、本当の最終編、考察編に行きましょう。(←ちょっとしおれたきゅうりさんが入ってしまいました^^?)

あっ。禊ぎまで話がつながっていませんでした。それはまた次回に^^?

(この項 続く)


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