QUAD L-ite(初代) いいかも^^?
初出:はてなスペース SEIKO'S WORLD BLUE 2015年1月19日に投稿分に加筆。
久しぶりにスピーカーの話を。
年末に、ヤフオクでイギリスのクオードというメーカーのスピーカーを落札しました。
クォードはもともと静電型スピーカーが有名なのですが、この10年くらいの動きとして静電型ユニットを使わないオーソドックスなソフトドームとコーンウーハーのいわゆる通常の小型の2ウェイスピーカーを出していて、その中の11Lもしくは12Lというモデルが、小型でコスパもよくマニアでもそれなりに有名なのですが、今回は、サラウンド用のひとまわり小さいモデルです。
現行モデルは、L-ite2になっているのですが、(上位モデルも11L2、12L2にバージョンアップ)、たまたまヤフオクで初代モデルが安かったので、つい勢いで^^?
現行モデルはこちら!
L-ite2やL11については、こちらのパステルさんの記事を参照。
実はこのスピーカー、落札したものの、1ヶ月ほど、メインではなくサブのリン・Majikというアンプにバイワイヤリングでつないでいたのですが、全然、元気がなくだめだこりゃ状態だったのですが・・・。
今日、メインシステムのネイムのNAIT2というアンプに接続しなおしたところ、俄然、音につやとパワーがでてきました^^?
アンプでここまで変わるとは、もうびっくりです。やっぱり相性ってあったんだということを改めて実感しました。
かなり小さなスピーカーなので、当然、低音は期待できないはずなのですが、箱庭的ではありますが、とれなりに腰のある中低音を聴かせてくれるではないですか。まあ言ってしまえば、どんしゃりかもしれないですが、高音のヌケがよいので空気感みたいのが出やすいし、なにより中音域での音やセがなくバランスがよく聴こえます。いやドンシャリというより、(重)低音を思い切って諦めて箱庭的にかまぼこ型にうまくバランス・チューイングしたという感じ。はっきりいって、全然、ハイエンド的なワイドレンジ感やフラット感はないです。
ボーカルは少し細目な感じですが、定位や解像度はそれなりにいい感じがします。
今回、感じたことは、絶対にスピーカーとアンプは相性があるということ。実際につなげて聞かないと、その相性はわからないということ。
そして、全体のバランスが一番大切だということ。音も前にでてくるというより、そこそこ奥行き感と左右の音場の広がりと楽器の定位についても実に自然な感じ。分析的に聞くわけではなくても、もともとのエンジニアが意図した音楽の構成をたくみに、そしてさりげなく提示してくれる。
また、よく言われていることでもありますが、小型スピーカーには鳴らしにくいものも多いので少しアンプがオーバースペックのものと組み合わせたほうがよいということ。特に、小型でケプラーのウーハーのこれは、腰のある(駆動力)のあるアンプでないとウーハーが鳴らしきれないのではと思います。
今、私のレファレンスのひとつの遊佐未森の空耳の丘を聴いているのですが、この音楽的にトリッキーなアルバムを難なく再現してみせるとは!
あっちゃんさんではないですが、まいりました!って感じです。
ちなみに、聖子ちゃんを知る前にレファレンスにしていたアルバムは、この遊佐未森さんと斉藤由貴の『チャイム』です。今でもたまに聴くと本当にアルバムとして完成度が高くて、しかも由貴ちゃんの詞もいい^^?別にファンでもありませんでしたが、歌はうまいと思っていましたね。聖子ちゃんのうまさとは、また違った!
そういえば、若林さんの聖子さんの知性という言葉が別のところで盛り上がっていましたが、私が聖子さんを知る前に評価?していたアイドルは由貴ちゃんと森高千里です。実は千里さんも作詞作曲するし楽器もするし、私が魅力を感じるアイドルとは自分の言葉で自分の歌を語れるというところ、そんなアイドルにあるまじき?知性に引かれたのではなるまいか。つまり、聖子さんも、自分のものとして提示できるところに知性があるのだと思います。実はアイドルぶりぶりの80年前半に、作詞(小さなラブソング)や作曲(時間旅行)をしていたことに大変びっくりしました。
かなり脱線しましたが、結局、自分としては英国のオーディオと相性がいいなあと改めて感じた次第。
それぞれオーディオやステレオに求めるものは違うでしょうが、やっぱり違いはあるし、いいものは音楽を聴く上での地平線を示してくれるもの。人や雑誌の評判はあるでしょうが、自分が気に入りさえすれば、そこそこの予算でいいものにめぐり合えるもの。
ぜひ、自分のお好みの音=聖子さんの歌声を探し出してみてください。
ではでは^^?
P.S.
過去のスピーカーについての記事はこちら!
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