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そもそも柴田文庫とは?

柴田文庫って知っていますか。たぶん知らない人がほとんどだと思います。

これは、わたしの父親である柴田皎が掲げていた看板で、自宅を「柴田文庫」と称して、日本全国の出版社から目録などを取り寄せていました。

父親の関心は、世界文学、特に南インド文学に関心があるといっていましたが、息子の私からみれば、父はそれこそ世界中の言語の原著を取り寄せて非常にマニアックな研究をしていました。

学術論文のかたちでは、ほとんど成果をだしてはいませんでしたが、在野のエスペランチストとして、在野の文学者として独特の世界と地位を、研究者や文学者仲間の間では獲得していたようです。

このホームページは、在野の研究者の柴田皎の蔵書などをいかに継承していくのかを模索することを目的のひとつにしています。

2019年11月28日 (木)

しば×しば対談 大学院を修了してどうなった[ブランディング(その3)]

もうすっかり冬ですね。おまえはいったい誰だといわれそうですが、しばやん兼しばさんです。(結局、同一人物です)
なんと、前回のアップから3年半が経ってしまいました。その後の進捗について、弐代目柴田文庫の店主であるしばさん(以後、さん)と、元サラリーマンのしばやん(以後、やん)が対談します。
今回の対談のテーマはブランディング(その3)についてだそうです。早速、われわれもすぐ横で聞かせていただきましょうか^^?
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しばやん(やん):
しばさん、お久しぶり!もう3年半も音信不通だったけど、いったいどうしていたの?
しばさん(さん):
まったく申し訳ない。あの後、大学院の修士課程にどっぷりつかっていました。というより、別に勉強や研究ばかりをしていたわけではないけど、論文をまとめるまで、ちょっと身動きが取れなかったんだ。いろいろ心配をおかけして申し訳ない。
やん:
なにか風の便りでは、2019年9月25日に、大学院の修士課程を無事終了したようだね。お疲れさまでした。
さん:
本当にがんばりました。実は、知り合いに声をかけてもらったときに、だいたい「大変だったんでしょう」とか「がんばったねえ」といわれるんだが、実際にそうだったんで、下手に格好をつけたり謙遜しないで、「はい、本当に退園だったんですよ」とか「がんばりました」と正直に答えるようにしている。
2017年に池上さんの紹介でリバイバルヒットした吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』の中にある、王座をなくした王様の話がわたしは結構好きなんだよね。つまり、王座を追われた王様しか、その王座(椅子)の意味はわからない。実は、わたしは、社会人になる前だから大学生か高校生のころから、この本を愛読書にしていて、かれこれ30年近く、なんども読み返しているんですが、一見、意味がよくわからないところが、ところどころあって、この一節も、おじさんのノートの中にある、とても地味なエピソードなんだよね。
なにが言いたいかというと、本当の苦労や喜びは当の本人にしかわからないし、簡単に言語化できるものでもないということ。他人はいつまでたっても他人でしかないし、他人ごとをわかったつもりになってもいいけど、その限界はわきまえたほうがいいということ。
もちろん、わたしは経験を絶対視することや、経験至上主義者では、もちろんありません。えばりたい人や自分の経験ですべてを判断して押し付けようとする人がいることも知っているけど、その経験そのものは尊重するけど、それがただ一つの答えとは思わない。
そういう意味で、この大学院への進学は、自分にとって全く未知の世界への第一歩として、とても貴重なものだったと思うんだ。
やん:
いきなり、しばさん節で飛ばしているね。ところで、前回のブランディングの対談(その2)で、いろいろやりたいことやら錯綜した妄想をのたまっていたけど、大学院を一旦、修了した今、どんなことを考えているんだい。
さん:
確かに、あの時点では学問研究の大変さが全くわかっていなかったし、もっとも今でも研究者への道の扉の一つのノブにさわったくらいだと思っている、事業というものに対する考え方、そして自分の身体がひとつであるという、きわめて当たり前のことにも気がついていなかった節がある。たぶん、大学院に受かったというだけでのぼせていたんだろうね。
やん:
えらく神妙な答えだね。でも、それが三年半、大学院生をやった成果のひとつなのかな。
さん:
まあね。そうかもしれない。さきの質問に戻るけど、今、実はこの3年半の研究者入門の経験を踏まえて、これから10年の将来設計をやり直そうと思っているんだ。もともと、きっちりと人生設計なんてしてこなかったんだけども、来年の4月1日には、50歳を迎えるんだよね。
たしか20年くらい前には、漠然と50歳までに博士号をとるとノートにメモしていたけど、実際に、46歳の時に、博士前期課程(修士)に入学して、2年で修論を書くつもりで5年で博士号をとるつもりが、修士だけで3年半かかってしまった。さいわい、わたしが進学した大学院は、社会人のために長期履修制度があって、働いている大学院生に限って、2年の学費で4年間、博士前期課程(修士)に通えるんだ。
この長期履修制度のおかげで、学費は2年分で安心して三年半学生を続けられたんだけれど、論文は時間をかければできるというものでもなく、特に社会人院生の場合、学術論文の型に経験なりを落とし込むということが、うまくできずに、論文のカタチにならずに論文の放棄になる人もまれにいると聞く。
自分自身、自分には経験や問題意識があると勝手に思い込んでいたがゆえに、逆に、それが自分をしばってしまって、素直に教員の意見がきけなかったり、あれもこれもと問いを修論に入れ込もうとして、ほぼ丸二年間は、問いを立てるのに紆余曲折どころか七転八倒していた。
この大学院に入る前の自分を一言で振り返ると、「学問をなめていました。ごめんなさい」ということばに集約できる。
やん:
これまた殊勝な言葉をいっているね。どこまで本気なのかしら?ともあれ、大学院のすごさの一端が垣間みれた気がするね。
ただ、このブログは、起業がテーマなので、今の、しばさんが、あらためて思うヴィジョンについて、次回、あらためて聞かせていただけますでしょうか。
さん:
もちろんもちろん。大学院についてこんなに話すつもりではなかったんだけど、ついつい語ってしまいました。ぜひ、次回は、今後の展望について語りたいと思います。
―――――――――――
今回のしばしば対談いかがでしたでしょうか。全然、話が進んでいないような気もしますが、プロセスの裏側、心象風景をあえて文字化するという試み。しばらく、無事、しばさんが実業家として大成するまで続けていきたいと思いますので、ゆるく見守ってやっていただけたらと思います。

2016年3月 6日 (日)

しば×しば対談! しばさんのブランディングについて(その2)

みなさん、こんにちわ!

もうすっかり春ですね。おまえはいったい誰だといわれそうですが、しばやん兼しばさんです。(結局、同一人物です)

それはさておき、前回のぼやき節からほぼ一年、その後の進捗について、弐代目柴田文庫の店主であるしばさん(以後、さん)と、元サラリーマンのしばやん(以後、やん)が対談します。

今回の対談のテーマはブランディング(その2)についてだそうです。早速、われわれもすぐ横で聞かせていただきましょうか^^?
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しばやん(やん):

しばさん、お久しぶり!あれから音沙汰なかったけど、一体、どうしていたの?

しばさん(さん):

本当にそうだよね。まあ、相変わらずぶらぶらしているけど、久しぶりに近況をアップデートさせていただきましょうか。

やん:

そうそう。独立話はどうなったの?

さん:

そうなんだよね。結論から先にいうと2015年10月15日に開業届を出しました。

やん:

それはすごい。一国一城の主ですか!

さん:

そうはいっても、結局、いろいろなことを同時並行で走らせていたので、事業としては、まだ立ちあがっていないんだ。

やん:

いつまでぐずぐずしているの?時間だけはどんどん経ってしまうよ。

さん:

そうだよね。今までの経緯はさておき、今後の見通しについて考えてみた。結局、この残りの人生をどう生きたいのかということなんだよね。自分の頭の整理もかねて書き出してみていいかな。

まず、この半年、大学院進学のために予備校にも通ったし、大学院終了後のキャリアパスについても考えてみた。でも結論からいうと、ある意味、わからない不確定要素が多いんだよね。そして博士後期課程にまでストレートにいける自信もないし、3年で博士論文を仕上げられる可能性はない。博士をとったからといって、なんの職業的な保証があるわけではない。と思うと、修士2年を通じて、その後の進路を考えることになる。ただ、純粋なアカデミアの中で就職できる可能性は極めて低い。(ほぼ100%ないと言われている。)

やん:

なかなかというかめっちゃ厳しいじゃん。それでもやるの?やるだけの価値があるの?

さん:

結局、人生は結果でしかみれない側面があるので、今の時点で考えすぎてもしょうがないと思ったんだ。ただ、保険として中小企業診断士もダブルスクールで。

やん:

一体、それじゃあ、どこへ向けてあるこうとしているの?限られた時間とお金を何に浪費しようとしているの?

さん:

はは。そうだよね。ひとつだけ、朗報が。

実は、今年の4月から大学院への進学が決まったんだ。指導教官からも、そのことは心配されている。そりゃそうだよね。進路の方向性次第で、指導方法も変わってくるからね。結果としてご迷惑をかけることだけにはならないように、もう少し、やりながら考えてみるつもりだよ。

ただ、すでに下りている人間だから、いまさら会社員になるつもりはない。自分は何をすることが社会に貢献できてなおかつ経済的なもの(あえて安定とはいわないけど)もついてくるか、やっていくうちにおのずと見えてくると思う。

前にも書いたかもしれないけど、立場はどうであれ、研究が続けられる環境、経済的にやっていけるという足場をつくること。それに尽きるよね。究極的には、しぬまで生きていければいいのであって、名誉も金もいらないよ。

ただ、あえていうなら、「開発民俗学」という世の中の見方だけは突き詰めていきたい。たぶん、ここに全ては収束することになると思う。創業の意味も、「地域活き生きコーディネーター」という名刺の肩書?に恥じない生き方をするということなんじゃないかな。

やっぱり、私が世の中に売れるのは、本当に限られた経験だけど、世界の現場で見て聞いて考えてきたことを言語化して社会に還元していくこと。そのためのウェブを通じた情報発信を続けていくこと。ひとびとと情報と経験をシェアしていくこと。

そうそう、また思い付きだけど、「メビウス」という新しいプロジェクトを立ち上げようと思っている。これは、いわゆる「サミット」的な考え方への対抗で、メビウスの輪のように、表だと思っていたら裏側だったという循環的で、かつ上も下もないという立体的な人間関係のモデルを理論と実践で構築していくというプロジェクトなんだ。

となると、今、手持ちで動かしたい研究は最低でも3つになる。

1.愛知用水研究 (修士論文)

2.ODA歴史研究 (JICA研究所)

3.メビウスプロジェクト (構想中)

あとは、趣味と実利をかねたものとして、

4.パスファインダー(古本屋)

5.おとといびと(ミュージックショップ)

あらあら、3つどころか、すでに片手になってしまうじゃないですか。

やん:

おいおい。そんなにできるのかよ。実際に、どこまで大風呂敷を広げているの?

さん:

そうだよね。結局、何事も時間さえかければできるわけではないし、集中力も限られてくる。でも、やっぱり思うのは、過去の延長に未来があるわけではなく、未来から逆算して今を創っていくという生き方もあるということ。

あまりに今まで方向性を定めずにさまよってきたんで、すぐにはできないにせよ目標をきちんと言語化していきたいんだ。

やん:

まあ、お手並み拝見といったところかな。もう、好き勝手にやってちょうだいという感じ。

さん:

そうそう、一応、アルバイトは始めました。ちゃんと食べれる状態になるまではね。

ではでは^^?

---------------------

なにか全然、落ちがないといいますが全然結論がないのですが、、しばさんも研究を動かし始めて何かみえてきたものがあるかもしれません。

長い目で見守りましょう。

ではでは^^?

2015年6月23日 (火)

近況報告・雑感を少し

FBにアップした記事の転載です。

みなさん、こんばんわ!

暑い日が続きますね。6月も半ば過ぎで、もう20日を越えてしまいました。この2ヶ月間、正確には5月1日から雇用保険受給者なのですが、なかなか無職状況というのもつらいものがあります

ならば、さっさと働けよということなのですが、ハローワークにいって就職活動もしていますし、いろいろ画策してはいます。でも今、万一なにかがあって新聞に載るようなことになったら(まずないが)、無職・男性・45歳と書かれると思うと、なんだかなあという気がします。

どうも、身分が安定しないというのは、よくありませんね^^?

今後の展開予定です。


6月29日(月) 職業訓練 インテリアコーディネーター 受講面接 

7月2日(木) 結果発表

7月4日(土)~5日(日) フィリピン研究会全国大会@静岡県立大学

7月10日(金)~11日(土) 東京行き 会食&コンサート

7月12日(日) 福祉住環境コーディネーター2級 試験

7月16日(木)~10月15日(木) 職業訓練

7月26日(日)TOEIC公開試験

10月11日(日) インテリアコーディネーター第1次試験

つまり、職業訓練を受けながら、同時にいろいろ考えてやるということです。7月の講習が始まる前に、いろいろ片付けないといけないので、気合をいれてがんばります。

ではでは^^?

2015年6月15日 (月)

しば×しば対談! しばさんのブランディングについて(その1)

みなさん、こんばんわ!

もしかしたら、みなさんもお待ちかね?の弐代目柴田文庫の店主であるしばさん(以後、さん)と、元サラリーマンの怪しげな?おじさんのしばやん(以後、やん)の第2回目の対談が、ついに実現しました。

今回の対談のテーマはブランディングについてだそうです。早速、われわれもすぐ横で聞かせていただきましょうか^^?
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しばやん(やん):

しばさん、お久しぶり!お元気ですか^^?

しばさん(さん):

しばやんさんこそ、お久しぶり!もう、何年ぶりになりますかね~ぇ!

やん:

かれこれ2年ぶりくらいかな? で、結局、独立の決心はついたの?

さん:

いやあ。あの時は、ぐだぐだになるまでつきあわせてしまってすみませんでした。まあ、お互い様?かな。まあ、それは置いておいて。

最近、ようやく起業に向けて走り出したんだけど、いろいろ難しいね。今日は、また愚痴?に付き合っていただけるとありがたい!

やん:

おいおい、やっぱりというか、まあ、そんなことだろうと思っていたけど^^? まずは、前回にあったときから今までのところの進捗をざっくりと教えてよ。

さん:

そうだな。どうも形から入るタイプというか、起業に関する本について、まずは新刊書店の棚を漁って、最新のトレンドや情報を奥付の発行日から見て探して、同時に、岡崎市と甲田町の公立図書館に行って、今の本屋の棚に並んでいないけど、重要で役に立ちそうな本を、これまた漁って借りてみる。図書館に置いてある本で1週間なり借りてみて、コピーをとったり、やっぱり1冊丸丸必要だと思えば、アマゾンで中古本を探してなるべく安く購入するということで、ざっと100冊近くは手にとって見たんじゃないかな。

結局、新刊や既刊、あわせて20冊くらいは結局、購入してしまいました!

やん:

おいおい、いきなり稼ぐ話じゃなくて、お金を使う話かよ!大丈夫なの。そんなにたくさん、本を買っちゃって大丈夫?お金もかかっているし、なにより読む時間を捻出するのも大変でしょ?

さん:
そうはいっても、本によって焦点やポイントの置き方が違っていて、これ一冊で大丈夫というわけにはいかないんだよ。個人事業や通信販売とか経理とかより細かい分野について探りをいれようとすると、どうしても広く浅く、でももっと具体的にと思うと詳しいことが数行書いてあるものも実際に読まざるを得なくなってくる。
でもおかげさまで集中的に読んでみたので、当たり外れの精度が上がってきた気がするよ^^?

やん:

そんなかんなで、結局、もう10冊以上は本を読んだのかな。それで何がわかったの?

さん:

起業は難しいということが、ますますわかりました。まあ、始める前から誰もが言っていることなんだけどね。前の対談の中で、サラリーマンから自営業者へのマインドセットの切り替えが難しいという話をしたと思うけど、その点については、クリアしていると思うんだ。

具体的に何が難しいかというと、まずウェブで小売業を行なう、つまりウェブで本とオーディオのステレオ(ハード)とCDなどのソフトを、それぞれ別の店舗で通信販売をする。

この線に沿って、いろいろ研究しているんだけど、ぶっちゃけ!ウェブ通販って、小遣い稼ぎにしかならないんじゃないの?という気がしてきているんだ。

いや、最初にもそんな懸念がなかったわけではないんだけど・・・。

やん:

本での学びはいいけど、他に実行していることは!座学だけじゃあだめでしょ!

さん:

創業・起業関係のセミナーとかにでるようにしている。この1ヶ月半で、5回以上のセミナーに参加しているんじゃないかな。市とか県とかがやっている企業支援の事業で、大体、無料かほとんど実費で一回1,000円程度のもので、本当に内容が濃い割りに格安で助かっています。

やん:

でも、人の話を聞くのと、実際に自分がやるのは全く別物でしょ?

さん:

そうそう。創業支援のカウンセラーの先生達が、起業時のポイントについていろいろ実例をあげて具体的に教えてくれるんだけど、ある先生は、「あなた(受講者たち)の事業は、あなたが一番、わかっているんでしょ?私は、あなたでないからわかりません!」ということで、何をどうやるかは結局、受講者任せ。
って当たり前のことなんだけどもね^^?

やん:

まあ、そうだよね。講師の先生のできることは、限られているし、冷たいようだけど、そうかもしれないね。


と、話が盛り上がりつつも、一旦、ブレイクをいれましょうか?

ではでは^^?

2015年6月 4日 (木)

骨太な知性と実行力を養うために その2 足場を固める

前回の続きです。

私は、いろいろなプラットフォームをすでに構築して運用しています。
その中で、何が一番大切なのかということを考えてみました。

当然、いろいろな考えがあるでしょうが、ちょっと私の思考につきあってください^^?

まず「ぶれない」という言葉が浮かびましたが、私は正直、ひとつの立場に固執することにこだわらないようにしようと、かなり前に思いいたりました。


一部引用

「(前略)今、やっとようやく約20年かかって私が気づかざるを得なかったこと。

私が高校3年生の時にやるべきだったことは、‘戦う’ためのチームを作ることではなく、また、‘何かと戦う’ためのリーダーシップを取ることではなくて、まず‘一緒に語り集える場’を作り、みんなで‘何かを一緒に作り出す’べきであったということ。 (後略)」

なにか自分で書いておきながら、とてもこっぱずかしい!ですが、引用を続けると、

「まさに私の高校生の時の大失敗は、自分の知識というか頭で考えたことで人を動かそうとしたこと。個々のメンバーの意見や異見に全く耳を傾けずに、ひとりで突っ走って、こけて、実は一同共倒れになるところを、心ある仲間にそっと助けて(支えて)もらっていたというのが真実だったのでした。

今まで本当に正直言ってそんな考え方は夢にも思わなかったのですが・・・。

「君子は豹変す。」

最近の私の好きな言葉というか気になる言葉です。

私も、最近まで知らなかったのですが、過ちを改めるのに遅すぎることはない。君子は行いを急変することをいとわない。もし、本当に彼がそれを必要だと考えるのならば、というのが本来の意味で、‘豹変’することが、悪いという意味ではないようです。」

(引用終わり)

まあ、そんなことで、私は「ぶれまくり」?の人生を歩んでいます。いや、豹変しているというとかっこいいけど、たぶん違うだろうな^^?
では、何を基準に持ってくるべきか?

「借り物の言説ではない自分の言葉を持つこと」

これも、なんども言ってきたことですが、結局、やはり自分の言説に責任を持つということにつきるのではないでしょうか。

それが、どう「足場を固める」ことにつながるのか。

ちょっと議論が飛躍するようですが、「自分の言葉」を持つためには、自分の立っているところが何かを理解しなくてはならないと思います。

私は、中立的な(ジャーナリストの)立場というものを信用していません。これは、ジャーナリストの本多勝一から学んだことですが、ついには、このような考えにいたっています。



その2から一部引用。

「最近、「人間は自分の認識の範囲を越えて、世界を理解することはできない」ということもうすうす感じている。結局、人は、それぞれの見える範囲(バイアス)でしか世界を認識できない。その場で、必要だと考えられるのは、認識する“主体”である。最近、仕事を見ていても、主語のない会話や議論は全く成り立たないことに気が付いた。結局、“誰か”が判断して、行動しなければ何にも動かないし、変わらないのである。「みんなの仕事は誰の仕事でもない」という英語のことわざがある。結局、“誰が”の主語のない仕事は誰もやらない(意味がない)のである。」

引用終わり。

つまり、自分で考えるための基盤整備をする。それが足場を固めるということにつながると思います。



うわっ!もう12年も前に書いたことでした^^?

ともあれ、現在に生きて現実と闘うためには、しっかりと自分の足場を固めなくてはならない。

それを足場に、実際には空手徒手でいいじゃないですか。現実に対峙して、どんなに小さくてもいいので‘自分の声’をあげること。
とけしかけつつも、結局は、まずは隗から始めるということでしょうか。

そのための働きかけを、ウェブから具体的なモノの販売ということを通じて、発信していくということ。

それを意識した店舗運営をおこなっていきたいと考えています。


ではでは^^?

P.S.

一応種明かしをしておきますと、「骨太な」とは小泉純一郎首相の「骨太な改革」を意識しています。今思い返してみると、結局、声をあげるには、なにより「タフでない」とできないと思いました。私は、幸い、この45年間、大きな病気も怪我をしたことがなく、今、糖尿病の経過観察はしているものの、基本、風邪もひかないし、海外でも食べ物で困ったことがありません。

これがいいことなのかどうかは別で、当然、このような健康者の言葉を疎ましく思う人がいることも事実でしょう。いやだからこそ、まずは肉体的な(フィジカルな)健康に気をつけてほしいのです。

つまり、「骨太」でないと、肉体的にも精神的にも、この世知辛い世の中、どうしても押し流されてしまいがちです。それが悪いともいいませんが、でもやっぱり世の中に、ちょっとだけでも、自分の信念に基づいて、竿を差してみたいじゃあ、ありませんか。

まあ、私がそう思っているだけかもしれませんが^^?

ではでは^^?

この項 終わり。

2015年6月 3日 (水)

骨太な知性と実行力を養うために その1 場を確保するということ

そもそもの創業の目的を明らかにしておこうと思います。

確かに、生活のための糧(お金だけに限らず)を得るための働く=仕事をすることは当然のことですが、別にそれだけのためならば、定職につく、アルバイトをするなどいくらでも手段はあるし、効率的なやり方は、いくらでもあるでしょう。

なぜ、わざわざ創業しなくてはならないのか?

そのための目的は当然あってしかるべきです。

創業した先にあるもの、それは自前の足場を持つということにつきます。ここで、宮本常一氏のパトロン、渋沢敬三さんの言葉を引用しましょう。

「本当の仕事をするにはそれぞれ足場を持たねばならぬ。人はどこかで足を地につけていなければならない。農民の強さはしっかりと足を地につけているからである。よい仕事をしている者もまたちゃんとした足場を持っている。わたしの祖父(渋沢栄一:引用者加筆)は二つの足場をもった。実業界に対しては第一銀行を足場にした。社会事業については東京養育院であった。そこから物を見、事をおこなった。そしてこの二つの足場からは生涯はなれることがなかった。私にはアチックがある。アチックから物を見る。アチック的な姿勢で物を見る。(中略)だがアチックでは(宮本常一の)給与が払えぬ。そこで足場になり生活もできる場所が必要になる。その足場がぐらつくようではいけない。それには自由に活動のゆるされる研究所のようなところがあれば一番よい。自由業はいけない。自由のようで、人に利用されるだけでいつの間にか自分のゆく道を見失う」

(引用:宮本常一 『民俗学の旅』 講談社学術文庫 1993、 p195~196)

ちょっと長くなりましたが、この訓戒があったからこそ、宮本常一は、武蔵野美術大学の教授とは別に、近畿日本ツーリストの出資による「日本観光文化研究所」という自由がきき、また後進たちを育てることができた「自由に活動のゆるされる研究所」のようなところを手に入れることができたのでしょう。

ここであえて、サロン文化というようなブルジョワの有閑階級の遊び場ともとられかねない言葉を持ち出しますが、実はパトロネージュとかサロンとかは、文化の発展に絶対に欠くことのできないものと私は考えています。

そもそも文化や芸術は、余剰と無駄から生まれます。奴隷制度、絶対王政など、封建制度や王制そのものを否定する人が大多数のこの日本にあって、(まさに戦後民主教育のたまものなのですが)そのような時代とその‘世の中’のすべてを否定することはできないと私は思うのです。



決して簡単なことではありませんが、ものごとは、その当時の時代や地域の背景を踏まえたうえで評価しないと、とんでもない論理の飛躍や勘違い、さらには事実の歪曲が起こりえます。わざと曲解してミスリードしようとする人がいかに多いことか!

サロン文化ということでいえば、まさに宮本常一と日本観光研究所、梅棹忠夫と近衛サロンや京都大学の人文科学研究所→国立民族学博物館、鶴見良行とアジア塾→アジア太平洋資料センター(PARC)(※のちに袂を分かちますが)など、枠をはみ出た研究者?たちは、それぞれ自分の大学での研究室とは別の「自由に活動のゆるされる研究所」みたいなものを持っていました。

そうです、私も自前の研究と実践の足場となる場、それがサロンなのかロフトなのかワークショップなのか形態はともかく、実在の場所を確保する。

これが創業の目的のすべてです。

そのような場を運営維持するためには、当然、その費用をまかなう仕組みがないといけない。そのための商いです。

まず、今回は、なぜ創業するのかという根っこの部分について述べました。その場所の活用方針などについては、あらたえて別の記事といたします。

この項、了

2015年5月 6日 (水)

<フリーエージェントという生きかた:藤井孝一 『辞めて生きる技術』より>

要点整理です。


藤井孝一 『辞めて生きる技術 フリーエージェント時代のサバイバル・ツール』 フォレスト出版 2012年5月
p91 <辞めて生きるための稼ぎ力チェックリスト>

①□年収半年分の貯金がある
②□家族が働いている
③□アルバイト収入がある
④□ネット副業の収入がある
⑤□週末起業の収入がある
⑥□賃貸物件からの家賃収入がある
⑦□利子・配当などの収入がある
⑧□(会社の肩書とは別に)自分の肩書・屋号を持っている
⑨□開業届を出している(個人事業主である)
⑩□会社登記をしている(会社社長である)
⑪□朝活などの交流会に参加している
⑫□学生時代の友人と交流している
⑬□地域のコミュニティに参加している
⑭□週末起業フォーラムなどの勉強会やセミナーに参加している
⑮□フェイスブックにアカウントがある
⑯□趣味の仲間など、職場以外に集う仲間がいる
 * * *
⑰□「これなら負けない」という専門の分野がある
⑱□「これなら負けない」という専門の知識がある
⑲□「これなら負けない」という専門の能力がある
⑳□顧客のトラブルや問題を解決した実績がある
21□自分の専門分野に関する資格を持っている
22□自分の専門分野に生かすことのできるアルバイト経験がある
23□(会社の名刺とは別に)自分オリジナルの名刺を持っている
24□自分のプロフィールを持っている
25□自分の専門分野の仕事に関する「お客様の声」を集めている
26□見込み客のリストがある
27□見込み客集めのためにメルマガを発行している
28□見込み客集めのためにブログ、ツイッター、フェイスブックなどを利用している
29□見込み客に向けてセミナーや勉強会を開催している
30□見込み客から相談を受けている
31□書くスキルがある(またはその訓練をしている)
32□話すスキルがある(またはその訓練をしている)
33□相談に乗るスキルがある(またはその訓練をしている)


p100 <会社を辞めずに始める「週末起業」の5つの基本姿勢

・会社を辞めずに始める

・1人で始める

・あまりお金をかけずに始める

 「お金」ではなく「頭」を使って稼いでいくことを基本姿勢とする

・本業をおろそかにしない

・途中であきらめない

 起業してある程度の稼ぎが得られるようになるまでには、通常半年から数年の時間がかかるものなのです。

 なかなか稼ぎに結びつかなくても、何が足りないのかを考えてあれこれ改良していけばいい。1つの事業が行き詰ったとしても、新たに別の事業をスタートさせればいい。

p105 <あなたもいますぐ始められる「新しい週末起業」の7つのステップ>

ステップ1 本業の専門分野を生かして何ができるかを考える

ステップ2 「自分の棚卸し」をして事業内容を決める

ステップ3 肩書を決め、名刺をつくる

ステップ4 あなたの専門分野に関する情報を発信する

ステップ5 見込み客リストをつくる

ステップ6 タダ働きをして実力をつけ、実績をつくる

ステップ7 受注する


2015年4月29日 (水)

歩く仲間 セミナー企画 とりあえず場所だけ押えました!

みなさん、こんびゃんわ!

いよいよ明日が今の職場の最終日です。
これが(今の会社が)もしかしたら最後の定職になるかと思うと、ちょっと身震いするところがあります。

でも、もう決めたことでもあるので、ひるんでいる場合ではありません。今日は、職場からの帰りで、地元の市民センターの会議室予約にいってきました。

基本的にあまり深く考えるよりも、歩きながら考えるタイプなので、これも昨日の思いつきで、そうだ、とりあえず場所だけ押えておこうということで、今日の昼に電話して、数時間後にはカウンターに座っていました^^?

予約した日時
(会場を押えている時間なのでセミナー自体は、90分から長くて2時間を予定しています。午後: 午後1時から5時まで 夜:午後6時から9時まで)


6月20日(土) 夜 全体のオリエンテーション・よもやま話・試聴会(Aプロ、Bプロ共通)
※Bプロの試聴会のさわりもやります。

7月18日(土) 午後 試聴会 (Bプロ)
箱庭オーディオのススメ/いわゆる音源について その1 ビートルズ 2009リマスターとアルバム「アビーロード」を中心に)

8月22日(土) 午後 試聴会 (Bプロ)
いわゆる音源について その2 松田聖子 アナログLPマスターサウンド、初盤CD、ブルスペ、SACD聴き比べ会)

9月19日(土) 午後 Aプロ しばやんセミナー (内容未定)

10月24日(土) 午後 Aプロ しばやん/ゲストセミナー (内容未定)

11月21日(土) 午後 Aプロ しばやん/ゲストセミナー  (内容未定)

12月19日(土) 午後 A、B共通 クリスマス会・試聴会  (クリスマスの名曲をご一緒に^^?)

(名鉄名古屋本線藤川駅徒歩1分)
プログラム概要:

Aプロ: クロスロードオブハッピネス ’しあわせ’がゆきかうところ パート2

開発民俗学 連続ゼミナール2013(同 パート1)を受け(その失敗を踏まえ?)異文化理解と国際交流に加え、地域づくり(村おこし、まちづくり)の、実践者からその知恵を共有し、互いに学びあう。

Bプロ: 箱庭オーディオの世界

ニアフィールドステレオの楽しみ。携帯型プレーヤーとヘッドフォンオーディオ全盛の今こそライフスタイルとしての小型スピーカーの世界にふれてみませんか?しばやん保有の1980~1990年代の舶来オーディオの魅力を実感していただきます。

(試聴予定機器:ネイムオーディオ NAIT2(英国)、メリディアン207MK2CDプレーヤー(英国)、LINN IKEMI(アイケミ)CDプレーヤー(英国)、DALI Royal Menuet II スピーーカー(デンマーク)、QUAD L-ite スピーカー(英国)、プロアック タブレット50 スピーカー(英国)、インフィニティ インフィニ・テシマルスピーカー(米国)など。)

なお、音源としてビートルズ、松田聖子など超有名なアーティストを取り上げ、それぞれアナログレコード、各種CDの音源による音の違いなどについても聞き分けていただきます。

ということで、とりあえず2本のプログラムを考えています。

Aプロについては、これからセミナー内容について、自分のネタも、またゲストの人選・テーマも徐々に進めていきます。

関心のある方は、お気軽にコメントや、私への直接メッセージをください。

よろしくお願いいたします。

ではでは^^?


[2015年5月6日 追伸]


【試聴会企画の第1弾 松田聖子さん特集】


Bプロの内容に関しまして、こちらのイベントページに詳細をアップするようにします。ぜひ、リンク先をご参照ください。


以上

2015年4月28日 (火)

<起業活動を再開しました>

 みなさん、ご無沙汰しております。店長のしばさんです^^?

サラリーマンのしばさんとの対談より、はや1年と半年。
その後、いよいろ紆余曲折がありまして、ようやくにして店長業務に専念できる環境となってきました。
あの対談後、大学院入試と起業を志すも、研究の関連分野の活動をしているNGOにたまたま欠員があってスタッフとして採用。条件付の採用でしたが、課題をクリアできず1年の契約期間のみで2015年1月末に退職。
その後、まったく違う分野の専門職に再就職。しかし、業務に入るまでもなく、適性がないとの理由で2ヶ月を待たずに、この道も断念することに。
結局、何をやっているんだかと思いつつも、結局、自立せざるをえなくなりました。
5月1日から完全にフリーになって次のステップに踏み出します。
最終出勤日へカウントダウン。
過去を振り返らずに、目の前の課題に全力でぶつかって前進あるのみです。
ということで、このブログも復活します。
今までの記事内容とは、かなりの変更はあるでしょうが、現実は現実なので諦めずに粘り強くやっていくしかありません。
こんな、なさけない私ではありますが、引き続き、よろしくお願いいたします。
ではでは^^?

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