楽曲紹介 「赤い靴のバレリーナ」 『ユートピア』 松田聖子 1883年6月1日発売
きた~っ! 実は今日、大須という東京でいう秋葉原みたいな名古屋の繁華街にいってきまして、ブルースペックCDの『ユートピア』と『SUPREME(スプリーム)』のLPアルバムサイズの初版モノを大人買いしてきたところなんです!
で、いまかけているのは、『ユートピア』 (ぽちっとすると画像が大きくなります)
松田聖子 『ユートピア』 1983年6月1日発売 CBS SONY 38DH39
お薦め度: ★★★★★
泣ける度: ★★★★★
アルバムとしての完成度: ★★★★★
もうしばやんてきには満点の‘神’アルバムです^^?
収録曲はこちらを参照。(ぽちっとすると画像が大きくなります)
で、CDは、すでに8曲目。LPでいうとB面の3曲目ですか。
あ~ぁ、あのイントロがスピーカーから流れ出しました。もう最初のイントロだけで泣けるんだこれがまた^^?
「まえがみ~ぃ いちぃみりーぃ」
もうこのワンフレーズで逝ってしまいました^^?
たぶん、松田聖子さんを聞き出して初めていいなあと思ったのが、この「赤い靴のバレリーナ」という曲でした。確かにシングル曲は耳にしていていいなあというのもあるんですよ、でも聖子さんの真価というかハートにロックしたのは、やはり?この曲でした。
↑ You Tubeにリンクしてあります。
なんというんだろう、実はしばやん、何度も言っているように本当に半年前は聖子さんには全く関心なくて、松田聖子のアルバムを買うなんて、私のミュージックライフ(っていうほどのこともありませんが^^?)上、絶対とはいいませんが、ほぼ99%ありえない選択でした。
しかしとあるきっかけで、聖子巡礼を始めてからは、やたらとアルバム曲の佳曲に目がいってというか耳がいってどうにもこうにもとまりませ^^?
確かに『ユートピア』というアルバムの評判は、ブログはアマゾンのレビューなどで「ベストの一枚」と口々に言われているのをみてはいたのですが、改めてアルバム全体としてみると、本当に‘神’アルバム、そのもの^^?
こんな良質な作品が、30年以上前に存在していたとは。もう参りました。という感じです。
ただ、アルバム全体を語るには力不足なので、この曲にもどると・・・。
作詞: 松本隆 作曲: 甲斐祥弘 編曲: 瀬尾一三
甲斐祥弘さんって、あの甲斐バンドのあの甲斐さんです。そして編曲は瀬尾さん、ってこれまたどこかで聞いたことがある名前だぞ?
ってことで、まずは、瀬尾さんって、以前、伊勢正三さんの「風」というグループで編曲者として名を連ねていたのでは?
以前、風と伊勢正三さんについては、「泣ける唄が聴きたい!」というブログで周回したkとがあるので、直接関係はないですが、リンクを貼っておきます。
じつはしばやん、なにげに日本の歌って古いフォークソングも好きでそれほど広いわけではないですがいちおうここらへんも守備範囲なのではあるんですよね。
甲斐バンドもそれほど知っているわけではないですが、「ヒーロー」のノリよりか、そう「安奈」の抒情派フォーク路線が結構好きなんです。なぜかというか、同じ作曲者なのですから当たり前なんですが、この曲を聴くと「安奈」を思い出してしまいました。
あと目線がとことん女の子がいいですよね。安奈が男目線の切ない‘思いやり’ソング、赤い靴は、まだ恋愛成就する前のなんだろうもしかしたら安奈さんの男心がわからない時点でのじれったい切ない気持ち?
「前髪1mm
切りすぎた午後
あなたに逢うのが
ちょっぴりこわい」
しかしまあ、なんちゅうフレーズでしょうか。その後に重ねかけて安奈さん(聖子さん)がつぶやくわけですよ。
「一番綺麗な
時の私を
あなたの心に
灼きつけたいから」
もしそんな言葉を、気になる意中の彼女というか女友達にいわれたら、もう一発で
逝ってしまいますね^^?
「明るくなったね
人に言われて
誰かのせいよと
謎めきたいの」
しばやんもついぞというか今のところはたぶん?「誰か」になってないでしょうけど、もうこの詞の流れは鉄板というか日本人いや世界中のわかい思春期の人たちの心をきゅっと締め付けます。もと若者も含めてですけどね^^?
なにか松本隆さんの風街詩人の面目躍如といったところでしょうか。この後に続く詞がまたドラマなんですわ^^?
本当に聖子マジックなのですが聖子ちゃんが歌うと目の前に歌の世界がぱぁあ~っと眼前に広がるんです。
あとは各自、ぜひ、素晴らしい歌詞を世界一切なく心をこめて唄う聖子ちゃんの歌声で堪能してみてください^^?
ではでは^^?
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コメント
こんにちは。
聖子の最高傑作っていうとたいてい風立ちぬ、Pineapple、Candy、ユートピアのどれか、ということになるんですね。最初期の声の魅力ということでSuallという頑固者(苦笑)もちょっといますが。
リアルタイムでこれらを聴いていた80年代前半、私はこのユートピアが最高だと思っていました。このころのアルバムは曲が良くてバックのサウンドもいいのはもちろんだけど、アルバム出すごとに歌がうまくなっていってね、このユートピアなんて、どの歌も余裕綽々でこなしていて、なおかつキュートさと鮮度が全く損なわれていないんですね。ただ、オヤジになったら、歌唱に少し未完成なところが残るのが、逆に初々しく感じられるPineappleの方がすこーしだけいいような気がしています。ファンとは勝手なものですね、下手(というわけじゃないけど)の方がいいとか。
赤い靴のバレリーナについて、松本隆がこんなエピソードを語っていて、聖子マニアの間では有名です。
この時代の聖子は与えられた歌に自分の好き嫌いとか、感想も含めてほとんど何もわなかったそうです。歌を与えられると、ただそれにひたすら集中して、そして歌う。それだけ。ただ、この歌の歌詞をもらった時は、しばらくその歌詞を読んでいると、“前髪一ミリ切りすぎた午後”のところで、松本隆に“なんでそんなに私の気持ちがわかるんですか?”と言ったんだそうです。
松本隆が聖子がテレビで、前髪一ミリ切りすぎても気になるんです、と言っていたのを聞いて書いたとも言われています。
投稿: ボッサクバーナ | 2013年1月12日 (土) 14時06分
ボッサクバーナさま。
どうもようこそようこそ! お返事が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。わざわざお越しいただいて恐縮です^^?
>赤い靴のバレリーナについて、松本隆がこんなエピソードを語っていて、聖子マニアの間では有名です。
貴重な情報をありがとうございます。なにかもう、聖子さんは存在自体が都市伝説みたいな人ですね。私もどこかのブログかなにかで、そんな話を見かけてような気がします。
ところで、SEIKO Balladの12月28日の公演で、前髪1ミリについて、聖子さんがMCで熱く語ったという書き込みをどこかでみかけたのですが、一体、なにを話したのだろうととても気になります!
ところで、最近、松本隆の『風街図鑑』(30周年のほうのやつです)を中古で買いました。一曲一曲のひとくちメモがついているのですが、やはり聖子さんの曲のコメントは興味深いですね。いろいろ発見がありました。あと他の方には失礼ですが、聖子さんのボーカルは別格ですね。比べたらいけないと思いつつも、一緒に並べて聞くと歌のうまさがよくわかります。
また、これからも遊びにきてください。
ではでは^^?
投稿: しばやん | 2013年1月16日 (水) 23時36分
私の好きなSEIKOの曲ベスト3は「瑠璃色の地球」「CANARY」「赤い靴のバレリーナ」です。またこの歌でイメージがあります。見知らぬ電車は江ノ電、見知らぬ海は材木座、見知らぬ駅は稲村ケ崎、または江ノ島です。海からあなたに電話を掛けてのフレーズでは江ノ島が濃厚かと思います。
またこの3曲は風呂で口ずさんだり、カラオケで歌ったりします。
投稿: 百瀬 稔 | 2016年3月22日 (火) 00時13分
百瀬さん、こんびゃんわ!
初めましてでしょうか^^?
コメントありがとうございます。おっと、いきなりベスト3ですか。なかなか渋いところをついてきましたね^^?
いずれもシングルではなくアルバムの佳曲。地味にいい曲ですね。
赤い靴のバレリーナは、神奈川の三浦半島が舞台ですか。なぜかサザンとかぶるところがなんともかんとも^^?
女の子は、やっぱり東京の子なんでしょうかね。小田急線で新宿あたりから電車に乗って、乗り換えて江ノ電、そんな気が私もしてきました。このカップルは神奈川ネイティブではないとわたしはみました。
百瀬さんは、どう思われますか。
また、お気軽にコメントください。
ではでは^^?
投稿: しばやん | 2016年3月22日 (火) 01時05分