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2019年9月

2019年9月12日 (木)

【001】「ただで働くな!」といわれました。

さて、このタイトルの言葉は、かれこれ30年ほど前に、初めて開発コンサルタント会社の新入社員になってすぐに上司にいわれた言葉です。

これって、いったいどのような意味なのでしょう。

社会人も多く参加しているSNSで、このエピソードを投げかけたところ、さまざまなご意見をいただきました。

それぞれが、もっともらしく実際に体験に基づいたそうだよなあというご意見ばかりでしたが、ここでは、「開発コンサルタント会社」の社員すわなち「開発コンサルタント」の考え方や発想をダイレクトに示した言葉として説明いたします。

 

まず、「医者・弁護士・コンサルタント」という言葉をご存じでしょうか。これは、開発コンサルタントあるいはいわゆる「コンサルタント」という職業を考える「いろはのい」に知っておくべき言葉だといえます。

日本でも、お医者様、弁護士など、社会的なステータスの高い高給取りの専門職というイメージがありますが、欧米ではさらに、ここにコンサルタントがはいります。

いわゆる士業というものです。いまでは、さまざまな怪しげななんちゃってコンサルタントが蔓延してますが、わたしがこのブログで取り扱おうとしている「開発コンサルタント」とは、どのような職業なのでしょうか。

それを徐々に、少しづつひも解いていきたいと思います。

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2019年9月11日 (水)

【002】国際協力で働きたい、でも入口がわからないあなたのために

みなさん、初めまして

「国際開発コンサルタント養成講座」をご訪問いただきありがとうございます。

このブログの目的は、国際協力や国際支援など、世界の仲間のために働きたい、ボランティアではなくて仕事として取り組んでみたい、そんなあなたがもつ疑問に答え、実際に現場で必要とされている知識や考え方の一端を共有するためにつくられました。

わたしは、1992年から2008年まで、農業土木と地域開発を専門とする開発コンサルタント会社(建設コンサルタント)の社会開発分野で、政府開発援助(ODA)による開発途上国援助の仕事に16年間従事してきました。東京をベースに、平均1年の4分の一を海外の開発援助プロジェクトの専門家として、2004年から2008年まではフィリピンのマニラ事務所の駐在員として相手国政府への営業活動をおこなってきました。

その後、家庭の事情で退職後、地元の愛知県で、マリングッズの専門商社の営業企画(通販サイト)を5年間つとめた後に、どうしても国際協力の現場にもどりたくて、愛知県内の国際協力NGOで1年間スタッフとして働きました。

しかし、海外での地域開発業務経験と、日本で今日おこなわれている地域づくりについて、自分なりの経験をまとめてみようと決意。つまり自分のライフワークである「地域開発と参加」についての研究がしたくて、名古屋市立大学大学院人間文化研究科で、日本の大規模な開発援助事業の愛知用水について修士論文をまとめました。

業務経験国は、アラブ首長国連邦のドバイ、アフリカの角のエリトリア、西アフリカのブルキナ・ファソ、中近東のエジプト、イラン、東南アジアの東ティモール、フィリピン、スリランカ、インドなど、プライベートな旅行では、ヨーロッパや東南アジアのいくつかの国にいっています。

さて、これらの業務経験を通じて、つねづね思ったことは、あまりに、「開発コンサルタント」という専門家集団のことが一般的には知られていない、国際協力に関心のある人ですら、その実態についてくわしく知らないということです。

たとえば、国際協力で「働いている」つまり、職業として国際協力をしている人として、どのような人が思い浮かびますでしょうか。

例えば大学生や高校生では、国際協力機構(JICA)、青年海外協力隊(現JICA協力隊)、国際機関、外交官、国際協力NGOなどしか、すぐには思い浮かばないのではないでしょうか。

実は、昨年、名古屋のとある国際協力にかかるボランティアをしていた学生さんから、「国際協力は学生時代だけ。職業として食べていけるとは知らなかった」という言葉を聞き、大きなショックを受けました。

いままでのべてきたように、わたしは、民間の開発コンサルタント会社の社員として、日本の政府開発援助の現場でのさまざまなスキーム(仕事の枠組み)の事業に従事して、実際に現場で働いている人たちに日々接してきました。もとより、政府開発援助について、上からの開発だという批判があることは十分承知していますが、それこそ、開発援助の現場では、相手国政府、地元住民、他の国際機関や国際協力NGOなど、さまざまな立場の人が協力して事業をおこなっています。

わたしは、東京やフィリピンで、国際協力に関心のある実務家や研究者、大学生などのインフォーマルな集まりを主催運営してきた経験から、こうはっきりといいます。

われわれは、あまりに自分たちのことを知らなすぎる。自分の所属する組織の論理やルールが、世界をみるバイアスになってしまってないだろうか。もっと、さまざまな国際協力の現場で働く仲間として、柔軟で建設的な協調や学びあいができるのではないか。

そのためのひとりの開発コンサルタントとしての情報発信が、「歩く仲間」というホームページとブログの運営でした。

このような地域開発を専門とする開発コンサルタントおよび研究者として、全力で、あなたがなりたい国際協力の専門家への道をサポートします。

わたしと、一緒に、世界で羽ばたくために研鑽していきましょう。

2019年9月11日 18年目のセプテンバーイレブンの日に 柴田 英知

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2019年9月 9日 (月)

【001】このブログのテーマと内容

みなさん、こんにちは。

初めまして。

 

国際協力キャリア・ナビゲーターのしばやんこと、柴田英知と申します。

このブログでは、国際協力に関心のあるみなさん、特にプロとして国際協力を仕事としたい人のために、お役立ち情報を提供することを目的としています。

内容は、主に下記のカテゴリーのテーマを取り扱います。

■国際開発コンサルタント養成講座 【開発コンサルタント】

1)開発援助業界はやわかり

2)国際開発コンサルタントとは

3)国際競争や国際協力から国際共創へ

■国際協力の分野で働くために役立つ情報 【国際協力キーサード】

1)国際協力を職業とする人たちのリアル

2)国際協力の分野では、どのような仕事があるのか。

3)どのような勉強をすればよいのか。

■この世の中をよりよく知るために必要な情報 【国際協力アンテナ】

1)世界をみる眼をやしなう

2)ぜひ押さえておきたい教養としての学問

3)見えないものをみる眼をやしなう

■おすすめの外部リンク 【国際協力ダイレクトリー】

1)国際協力機関(公的機関)

2)国際協力NGO/NPO

3)国際開発コンサルタント

4)民間企業(商社、メーカー、建設会社など)

5)その他のアクター

■主催講座 【開発コンサルタント養成講座】

1)国際共創時代の開発コンサルタント養成講座

2)せかトモ(せかいはトモダチ)セミナー

3)せかトモ・ナイト(プチセミナー&交流会)

■しばやんについて 【柴田英知の実績】

1)プロフィール

2)業務経験

3)研究経験

少しずつ記事をアップしていきますので、よろしくおつきあいをお願いいたします。

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